本学教員の論文が「現代思想」に掲載されました(7月26日発売開始)

 令和4年7月26日に発売されます、『現代思想2022年8月号 特集=哲学のつくり方』に、本学総合科学教育研究センターの鈴木 祐丞 助教[専門:哲学]の論文、「キェルケゴールと哲学――〈哲学〉の誠実さ、あるいは生き方としての哲学について」が掲載されますので、是非ご覧ください。

★鈴木 祐丞 助教のコメント
 19世紀デンマークの思想家キェルケゴールは、古代ギリシアの哲学者ソクラテスの活動を手がかりに、独特な<哲学>概念を作り上げました。それは、善き生を導くものとしての知を探究する営みであり、その意味できわめて誠実な知の愛(philosophia)であり、いわば生き方としての哲学でした。そしてこの<哲学>は、20世紀の哲学者ウィトゲンシュタインに引き継がれていきました。現代の哲学(大陸哲学)は、かつてないほど思弁的・抽象的になり、人間の具体的な生の現場を離れた知的な遊戯のようになってきています。こうした時代にあって、ソクラテス・キェルケゴール・ウィトゲンシュタインを結ぶ<哲学>の系譜は、そもそも哲学とは何か、何であるべきか、再考するきっかけを与えてくれるように思われます。