日本有機農業学会2021年度公開シンポジウムが開催されます
６月２７日（日）、本学生物資源科学部の谷口吉光教授が会長を務める日本有機農業学会が主催し、Zoomによるオンライン方式により「日本有機農業学会2021年度公開シンポジウム 今なぜ、有機学校給食なのか？－国内外の事例から考える－」が開催されます。本シンポジウムでは、有機学校給食の可能性と課題を議論します。日本有機農業学会会員はもちろん非会員の方もご参加いただけますので、ご興味ご関心のある方は、是非ご参加ください。（参加無料・要参加申込）
【開催趣旨】
学校給食に有機米や有機野菜を使う有機学校給食（オーガニック給食）に対する関心が高まっています。その背景には、子どものアレルギーや発達障害、食材の安全性、保護者の経済的困窮、食品ロスなど現在の学校給食が抱える多くの問題が指摘されています。また、有機学校給食によって地域に有機農業を広める効果があることが報告されています。実際、有機学校給食はヨーロッパ、アメリカ、韓国、ブラジルなど世界中で広がっています。そこで、日本有機農業学会では、有機学校給食の実現に向けた議論を盛り上げるために公開シンポジウムを開催いたします。今回は有機学校給食を導入することのメリットと導入の課題を中心に検討します。ヨーロッパ（EU）を中心に世界の有機学校給食の状況、有機学校給食に取り組んでいる全国の自治体の動向、先進地の愛媛県今治市と千葉県いすみ市の報告があります。以上の報告を受けて、有機学校給食の可能性と課題を議論します。
◆日 時：令和3年6月27日(日) 13:30～16:30
◆開催方式：Zoomによるオンライン方式（後日、録画をYouTubeで公開予定）
◆対象人数：会員･非会員（先着500人まで）
◆参加料：無料
◆申し込み方法：参加希望者はこちらから申し込んで下さい
※後日 zoom情報などが送られます。当日の報告資料は事前に ダウンロードできるようにいたします。
◆メディア対応：メディア関係者で希望があれば、シンポジウム終了後に取材をお受けします。申し込みフォームに記入して下さい。
◆プログラム
開会あいさつ 司会：靏理恵子(専修大学教授)
シンポジウムの目的 谷口 吉光(秋田県立大学教授)
報告①「有機給食と公共調達をめぐる世界の潮流：EUを中心として」
関根佳恵(愛知学院大学准教授)
報告②「全国の自治体の取り組み」
吉野隆子(全国有機農業推進協議会理事)
真貝理香（総合地球環境学研究所外来研究員）
報告③「愛媛県今治市の取り組み」
安井孝（NPO法人 愛媛県有機農業研究会理事長）
報告④「千葉県いすみ市の取り組み」
鮫田晋（千葉県いすみ市農林課農政班主査）
総合討論
閉会あいさつ 金子信博(福島大学教授)
