本学卒業生のインタビューが秋田魁新報に掲載されました

令和3年12月3日(金)付けの秋田魁新報に、2020年度に生物資源科学部・生物環境科学科を卒業された山内隆弘さん(指導教員:地域計画学研究室 中村 勝則 准教授)のインタビュー記事が掲載されました。

 山内さんは現在、潟上市の佐々木農園(代表:佐々木祐逸さん)で、ノウハウを含めて農業経営を受け継ぐ「第三者継承」を念頭に、大学時代に培った知識を生かしながら農作業に奮闘しております。山内さんは神奈川県の出身で、農業が盛んで雄大な自然に囲まれた秋田県に憧れ本学に入学しました。在学中は、中村准教授の指導のもと、農業法人を例に農地の集積による効率化を研究し農業経営のイロハを学びました。

 山内さんは、新規就農について潟上市職員に相談したところ、後継者がおらず事業承継者を探している佐々木祐逸さんを紹介され、面接と称した酒席で2人は意気投合し、山内さんは第三者継承を目指すことにしました。佐々木さんが所有する田んぼは約33ヘクタールで、離農者から引き受けた田んぼが広範囲に点在しております。山内さんは、大学での学びを活かし、農地集積マップを作成するとともに、使用した肥料の種類・量、雑草の成長度合い、稲の倒伏割合なども細かくデータ化し、緻密に営農プランを立て作業の効率化に取り組んでおります。

★内容は以下の秋田魁新報電子版からご覧いただけますので、是非、ご覧ください。
 「県立大での学び農業承継に生かす!神奈川出身の男性奮闘」(秋田魁新報電子版にリンク)

★山内隆弘さんのコメント
 秋田県立大学で学んだことを生かせるような仕事ができて、それを取り上げていただいて嬉しい限りです。佐々木さんや地域の人が守ってきた田んぼを、次の世代につなげ秋田を盛り上げていきたいです。将来は、県内の大学生や高校生に農業を身近に感じてもらう場も提供できればと思います。

★中村勝則准教授のコメント
 山内さんは在学中から農業がしたいと語っていました。周囲に流されず、その意思を持ち続けたことが良い出会いにつながったのだろうと思います非農家出身のよそ者が秋田の農家の経営を継ぐ。後継者不足が叫ばれる中、こうしたケースは今後も増えてしかるべきです。ぜひ、そのモデルとして活躍されることを祈っています。なお、卒業しても本学との関係が途切れることはありません。何かあったらいつでも連絡くださいね。応援しています。