本学教員による市民講座「糸をつむぐ」が開催されました

 7月8日(木)、秋田キャンパスにおいて、生物生産科学科の櫻井 健二 准教授を講師に、市民講座「糸をつむぐ」が開催されました。本講座は、秋田県立博物館が主催する一般市民を対象とした連続講座で、綿の栽培方法や綿と生活との関りなどを学んでいます。

 先月開催された第1回目の講座では、綿の苗を配布し、綿の栽培に挑戦しております。
 第2回の今回は8名が参加し、綿の栽培法について学ぶとともに、学生の実験・実習や教員の高度な研究活動を支えている広大な実験圃場を見学しました。

 参加者は櫻井准教授から、綿の具体的な栽培方法についてアドバイスを受けるとともに、平成30年度学生自主研究で、生物資源科学部の学生2名が、寒冷な秋田県で温暖地域原産の綿花7品種の栽培に挑戦し、定植時期と収穫量との関係について検証した研究の内容について説明を受けました。

 11月・12月の講座では、実際に採集した綿を使用し、江戸時代の製法で糸を紡ぎ、紡いだ糸を染め、10㎝×10㎝ほどの布を織ることとしております。

☆櫻井健二准教授のコメント
 本講座は二年目になりますが、とても人気の講座です。今年は募集して1分で定員に達したそうです。それだけ、受講生の熱い気持ちを感じました。身近な衣類などに使われている綿の栽培をとおして、1gの綿を生産するためにどれだけの時間と労力がかかるのか、1枚のTシャツを作るためにどれほどの綿が必要なのか、などなど、色々考えるきっかけになればと思っています。  ☆市民講座「糸をつむぐ」の様子