本学大学院修了生が東北畜産学会賞(奨励賞)を受賞!!

本学大学院生物資源科学研究科修士課程の修了生が

東北畜産学会賞(奨励賞)を受賞!

 

 

 本学大学院生物資源科学研究科修士課程修了(平成24年3月修了,動物分子工学研究室所属)の伊波百恵さんは,平成27年8月27・28日に東北大学農学部(仙台市)で開催された第65回東北畜産学会大会の総会において「東北畜産学会賞(奨励賞第17号)」を受賞し,表彰されました。

 

 東北畜産学会は,畜産に関する学術の進歩を図り,併せて東北地域における畜産業と畜産技術の発展に寄与することを目的としています。本賞は学生・社会人の区別無く,優れた研究業績を挙げた大学・国・県に所属するおおむね35才以下の若手研究者に授与されます。これまでに伊波さんは,東北畜産学会報(2012年),バイオテクノロジーの国際学術誌Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌(2012年),英国生殖生物学会誌Reproduction誌(2013年)に筆頭著者として原著論文3報を発表しました。これらの研究業績が高く評価され,この度の学会賞(奨励賞)受賞につながりました。受賞研究課題は,「マウス初期胚から発見したホメオタンパク質EGAM1Cの細胞増殖と分化における機能に関する研究」です。また,動物分子工学研究室からは5人目の東北畜産学会賞(奨励賞)受賞者となります。

 

 伊波さんが所属した動物分子工学研究室では,独自に,哺乳動物の受精卵から転写因子であるホメオタンパク質EGAM1Cを発見しました。伊波さんは数多くの実験を精力的におこない,EGAM1Cの働きの一端を明らかにすることに成功しました。伊波さんは本学生物資源科学部・本学大学院で修得した専門知識と技術・経験を活かし,製薬企業においてヒトiPS細胞の研究者として活躍しています。

 

 現在,動物分子工学研究室では伊波さんの研究成果を発展させ,動物の妊娠率を高める研究にも着手するなど,医学領域や畜産領域への応用を見据えた研究を進めています。

 

 

動物分子工学研究室のホームページはこちらから>>>

 

 

 20150908_1.jpg20150908_2.JPG 

 【企業の研究開発部門で活躍中の伊波さん】

 【細胞培養実験中の伊波さん】

 20150908_3.jpg 

 【立派な表彰状です! 研究室の後輩と

(大学院生3名,学部生1名)】