本学大学院生が第65回東北畜産学会大会で優秀発表賞を受賞!!

本学大学院生物資源科学研究科大学院生が

第65回東北畜産学会大会で「優秀発表賞」を受賞!

 

 

 平成27年8月27・28日に東北大学農学部(宮城県)で開催された第65回東北畜産学会大会において,本学大学院生物資源科学研究科修士課程2年の野中愛純さん(動物分子工学研究室所属)が「優秀発表賞」を受賞しました。

 

 東北畜産学会は,畜産に関する学術の進歩を図り,併せて東北地域における畜産業と畜産技術の発展に寄与することを目的としています。第65回大会では,精子の遺伝形質を改変する研究報告,ヒト疾患モデルのブタを使った骨髄移植に関する研究報告も行われました。

 

 本賞は,学生・社会人の区別無く,大学・国・県に所属する40歳以下の若手研究者が対象となり,研究の質・研究成果の重要性・発表内容のわかりやすさ・質疑応答の的確性について審査が行われます。本賞は今年で創設11年目となりますが,動物分子工学研究室からは11回目の受賞となります。

 

 受賞発表タイトルは,「ホメオタンパク質EGAM1Nの強制発現はマウスES細胞の終末分化に影響する(野中愛純,吉田美智子,菊地貴裕,熊谷友希,佐々木玲,小林正之)」です。胚性幹細胞ともよばれるES細胞は、哺乳動物の受精卵から取り出された細胞ですが、試験管内で安定的に増やすことができます。哺乳動物のからだを構成する、あらゆる種類の細胞に変化することができる能力を持つことより、畜産分野や医学分野で大きく注目されています。今回の発表では、動物分子工学研究室において,マウス胚から独自に発見した遺伝子の性質について調べた成果を報告しました。この研究成果により、動物胚の発生に関する理解を深めることができました。また,ES細胞の細胞分化能を人工的に制御する技術の開発が進められるようになりました。


 この研究成果を活かし、動物分子工学研究室では効率的な産業動物の生産に関する技術の開発も進めています。

 

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学会会場にて

 【研究室のメンバーで記念撮影

(大学院生3名,学部生2名)