ヒマラヤプロジェクト帰国 代表に聞く(第2回)

ヒマラヤプロジェクト帰国!

―今年度プロジェクト代表・植田さんに聞く(2)―

 

 

(第2回)

自然エネルギーを利用した発電装置の製作と、その装置を海外に設置する活動を通じて実践的な学習・国際交流することを目的に設立された「ヒマラヤプロジェクト」。

今年度のプロジェクト代表である機械知能システム学科2年・植田智大さんにお話を聞きました。

(→第1回インタビューはこちら

 

 

―電灯の設置以外にも様々な活動をしてきたそうですが、最も印象に残っていることはなんでしょうか。

 

 現地の人々の生きる姿です。私たちが行った村は高山の奥地にあり、ネパール国内でも貧しい暮らしをしている人たちです。それでも彼らはたくましく生きています。私たちがダウンジャケットを羽織っていても寒いと感じる中、小さな子どもまでもが穴の空いた薄い服1枚で野良仕事をしている……その生命力に、私たちも力をもらったように感じました。

 

―では、最も楽しかったことは何ですか。

 

 たくさんの人との交流です。チュプルン村に向かう途中で通った村では、150人もの子どもたちが歓迎の踊りを披露してくれました。また他の村では、子どもたちと昼過ぎから日暮れまでサッカーをして交流しました。カトマンズの市場や航空機内で英語が通じたことも嬉しかったです。ネパールの人たちは親切な人ばかりでした。

 

―最後に、来年もヒマラヤプロジェクトで遠征したいと思いますか。

 

 もちろんです!!チャンスがあれば是非行きたい。でも、来年は海外に留学したいとも考えているので、その夢が叶ったらネパール遠征への参加は難しいかもしれませんが……。 

 

 踊りで現地の人々と交流をはかる 設置を行った診療所で記念撮影

 現地の人々と踊りで交流をはかる

 設置を行った診療所で記念撮影

 

 

もともと、将来は海外で働きたいという気持ちがあったという植田さん。ヒマラヤプロジェクトのネパール遠征を通じて、更に視野が広がったと感じたそうです。今後は海外に留学して、発展途上国のためにどんな活動ができるかもっと考えていきたい。そう言って笑顔を見せてくれました。