機械知能システム学専攻の学生が若手優秀講演フェロー賞を受賞

機械知能システム学専攻の学生が

日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞

 

 

このたび、機械知能システム学専攻2年・松尾裕矢さんの日本機械学会若手優秀講演フェロー賞受賞が決定しました。

この賞は日本機械学会の講演会において優れた講演を行った若手学会員に贈られています。松尾さんは昨年度6つの講演会等で発表を行い、特に9月に秋田で行われた、日本機械学会東北支部第46期秋季講演会での発表「籾殻(もみがら)に由来する複合材料のバインダレス製造とその摺動特性」において、内容が有益で新規性があり、また発表の態度に優れ若手研究者として将来の発展が期待されるとして、今回の受賞となりました。

 

 

 受賞が決定した松尾さん もみ殻を使って研究しています

 受賞が決定した松尾さん

 もみ殻を使って研究しています

 

◆受賞者のコメント◆

日本機械学会若手優秀講演フェロー賞の受賞タイトルは、「籾殻に由来する複合材料のバインダレス製造とその摺動特性(松尾裕矢、熊谷誠治)」です。

現在、多くの分野で廃棄物の再利用技術が注目されています。私達の研究では、稲作地方で問題となっている農業廃棄物の籾殻から、添加材を全く使用せず複合材料を製造し、加熱圧縮成形条件などの製造条件と複合材料の関係を解明し、すべり軸受けなど応用用途に適したエコ複合材料を目指しています。今回は製造条件の中でも、加熱条件による複合材料の検討結果を報告しました。本研究の結果により、このような賞に選んでいただいて、本当に嬉しく思っています。今回の受賞を励みに、さらに意欲を持って研究活動に邁進し、新たな成果を目指して、努力を続けていきたいと思っています。

最後になりましたが、この研究を進める際にご指導いただきました熊谷先生、鶴田先生、杉本先生をはじめ、多くの方々にご協力いただいたことを深く感謝いたします。