日本海水学会若手会第2回学生研究発表会において優秀賞を受賞

日本海水学会若手会第2回学生研究発表会において優秀賞を受賞

 

 

 

 

生物資源科学部 応用生物科学科
4年 佐藤史奈



 平成23年3月6日、7日に秋田市で開催された日本海水学会若手会第2回学生研究発表会において、優秀賞を受賞しました。

 本会は、大学4年生と大学院修士課程の学生を対象とした学生研究発表会で昨年度より開催されています。今回は、ショートプレゼンテーションとポスター発表の両方を審査対象とし、全国の大学から20件の発表があった中から、最優秀賞1件、優秀賞3件が選ばれました。

 私は、「塩味が強く感じられる新規調味塩の調理における特性検証」と題して、有機酸を多量に含む梅を用いた調味塩が塩味を増強する効果を持ち、この調味塩を使用することで減塩効果が期待できることについて報告を行いました。試作品も展示し、製塩メーカーなど業界の方々からも高い関心を持っていただきました。食塩摂取量は生活習慣病の発症率と相関が高いと言われ、減塩が推奨されていますが、過剰な減塩は料理のおいしさの低下を引き起こすことから、なかなか浸透していません。将来、この塩が開発されれば、料理の味はそのままで容易に減塩も進み、健康増進のお役に立てるのではないかと期待しています。

 最後になりましたが、この研究を進める際にご指導いただきました秋山先生、石川先生をはじめ、共に実験を進めた食品科学研究室の皆さん、官能検査にご協力してくださった皆さんに深く感謝いたします。

 

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 表彰状を手にする筆者  ポスター発表で説明をする筆者
 
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 発表内容に高い関心を持ってもらいました