経営システム工学科3年の地域企業改善支援始まる

魅力ある店舗を作る!学生たちの地域企業改善支援

―経営システム工学科3年の企業改善支援演習始まる―

 

 

経営システム工学科では由利本荘市商工会の協力のもと、3年生の演習の一環として地元企業・店舗支援活動に取り組んでいます。この取り組みも3年目を迎え、今年も店舗の魅力アップに役立とうと学生たちが始動しています。

 

魅力ある店舗づくりの支援事業は、平成21年度からスタート。初年度に4店舗で行った活動が好評だったことから、昨年度からは12店舗に対象を広げて支援を行っています。学生の提案が新メニュー開発などにつながった事例もあるそうです。これまでの受け入れ先企業を対象としたアンケートでも「期待どおり」「期待以上」との回答が8割以上を占めており、学生の若い視点や熱意が好意を持って受け入れられていることが分かります。

 

支援演習は12班が3期に分かれて行います。10月13日には第1期の4班が市商工会館で第1回目の打ち合わせを行いました。学生たちは各班をサポートしてくださる商工会の担当者と共に会館を出発すると、それぞれの支援企業のもとへ。到着すると、企業の方にヒアリングを行います。

この日が初対面ということもあり、また商売人として何年も働いてきた先輩方を前にして緊張したのか、最初こそ口数少なめの学生たちでしたが、商品を試食したりサービスの提供を受けたりするうちに自然と打ち解け、次回以降の計画の見通しが立てられたようでした。中には事前に質問を用意してヒアリングに臨んでいた班もあり、演習に対する意欲の高さが伺えました。

 

 出発前に訪問先企業の情報を確認

 店舗でのヒアリング

 出発前に訪問先企業の情報を確認

 店舗でのヒアリング

 

学生たちは今回得られた回答を基に、3C分析(市場:Customer、競合:Competitor、自社:Company)やSWOT分析(強み:Strength、弱み:Weakness、機会:Opportunity、脅威:Threat)を行い、課題整理、アンケート調査などを経て、来年1月には改善提案を報告書としてまとめ、企業の皆様の前で発表することになります。

企業支援を全面的にサポートしてくださっている由利本荘市商工会は、若い視点で企業の課題を発掘するだけでなく、地元企業の方々との触れ合いを通して由利本荘市を「第2の故郷」として感じてほしいという思いを持っているとのこと。4ヶ月間地域の方々と接する中で、学生たちが新たな由利本荘市の魅力に気付き、いっそう意欲的に課題解決に取り組めるよう、期待したいと思います。

 

 試食もさせてもらいました

 商工会館に戻って振り返り

 試食もさせてもらいました

 商工会館に戻って振り返り