株式会社アルビオンと包括連携協定を締結しました

 3月14日、秋田県庁において、化粧品メーカーの株式会社アルビオン(小林章一社長)と秋田県立大学生物資源科学部(金田吉弘学部長)は、化粧品原料となり得る新規有用性植物の探索・評価及び応用・実用化に向けて連携・協力を推進するため、包括連携協定を締結しました。

 本学の小林淳一理事長は「大学が持つ遺伝子解析技術を用いて植物の特性を明確にし、高機能商品を科学的根拠によって裏付けることができる。両者の強みを生かすことで、秋田県の新しい産業の振興にも寄与したい」と一層連携を強化することを表明しました。今後は、本学の遺伝子解析などの技術を活用しながら共同研究を推進し、新たな美容成分の開発を目指すほか、本学への研究員の派遣やアルビオンへのインターンシップなどを通して人材育成にも取り組むこととなりました。  

挨拶を述べる小林淳一理事長
調印式で挨拶を述べる小林淳一理事長

金田吉弘学部長と小林章一社長
金田吉弘学部長(左)と小林章一社長(右)

 アルビオン白神研究所には、生物資源科学部アグリビジネス学科を卒業された伊藤朋世さん(11期生)が活躍されているほか、上田 健治 助教(生物生産科学科)とアルビオン白神研究所の駒井所長とが旧知の仲ということもあり、共同研究などで交流を深めてきました。 
伊藤朋世さんと金田吉弘学部長
伊藤朋世さんと金田吉弘学部長

 ※アルビオン白神研究所のウェブサイトはこちらをご覧ください
 アルビオン白神研究所は、2010年に藤里町に設立され、現在は化粧品原料となる植物の自社栽培や、植物に特化した原料の開発・基礎研究を行なっています。約6万2000平方メートルの圃場でヨモギやマロウなど約50種の植物を栽培し、5種の植物を化粧品専門店ブランド「イグニス」などの商品にエキスとして配合しています。