本学教員が日本木材加工技術協会の「市川賞」を受賞しました

本学教員が日本木材加工技術協会の「市川賞」を受賞しました

 


 このたび、木材高度加工研究所の足立幸司准教授と2018年3月まで木材高度加工研究所に特任助教として在籍していた職業能力開発総合大学校の飯田隆一助教が、公益社団法人日本木材加工技術協会の第17回市川賞を受賞し、5月25日に木材会館(東京都)で執り行われた受賞式において、表彰状が授与されました。

 

 市川賞は、わが国の木材産業の発展に寄与する新しい研究・技術開発の業績に対して、公益社団法人日本木材加工技術協会が表彰するものです。

 

 今回受賞したのは、木材の摩擦処理加工による表面の高機能化に関する研究(筆頭研究者:東京学芸大学 大谷忠准教授)で、飯田助教は、木材表面が高速回転する工具で摩擦されたときの表面粗さ変化を詳細に解析し、従来の木材の研削加工では達成し得なかった超平滑面が得られることを明らかにしました。また、足立准教授は、得られた超平滑面の表面にアモルファスカーボンコーティングすることで、高い撥水性が得られることを明らかにしました。今後は、この研究で得られた基礎的な成果を元に、加工駆動部や製造ラインの工夫による実用化を目指していきます。

 

20180612_01.jpg 

 【受賞した足立准教授(左から一人目)と飯田助教(左から三人目】