木材高度加工研究所「耐火試験棟」が竣工しました

木材高度加工研究所「耐火試験棟」が竣工しました

 

 

 木材高度加工研究所で建設が進められてきた「耐火試験棟」が竣工を迎え、5月24日に竣工式を執り行いました。

 

 竣工式には、学内外の関係者や施工業者など約40名が出席し、神事の後、小林淳一学長と木材高度加工研究所の林知行所長から、無事に竣工を迎えたことへのお礼と耐火試験棟の今後の活用について挨拶がありました。続いて来賓を代表して、堀井啓一副知事、齊藤滋宣能代市長(畠山一仁能代市環境産業部長代読)、工藤晃秋田県木材産業協同組合連合会副理事長よりご祝辞をいただきました。また、竣工式の終了後は、木材高度加工研究所の岡崎泰男准教授より、今回整備した耐火炉について説明がありました。

 

 完成した耐火試験棟では、「大型壁炉」「柱炉」「水平炉」と壁、柱、梁などの部材に応じた3種類の耐火炉を整備したことで、各種部材の防耐火試験を実物大で行うことが可能となりました。また、4.8トンの天井走行クレーンにより大型の試験体をスムーズに移動させることができるほか、載荷装置により試験体に荷重をかけることで、大規模建築物を再現した実験を行うことができます。さらに、燃焼実験により発生する黒煙を含む燃焼ガスを800℃に再加熱し、完全燃焼させて消炎することで無害化する「二次燃焼炉」も整備しました。

 

20180525_01.jpg
20180525_02.jpg
20180525_03.jpg
20180525_04.jpg
 

本件につきましては、報道各社のウェブサイトもご参照ください。
木材高度加工研究所耐火試験棟竣工式(AKT秋田テレビウェブサイトにリンク)
木の柱や梁、耐火性を検証 県立大木高研に試験棟【動画】(秋田魁新報ウェブサイトにリンク)