ブラウブリッツ秋田の岩瀬社長と学生による読書座談会を開催しました

「ブラウブリッツ秋田」の岩瀬社長と学生による読書座談会を開催しました
―本荘キャンパス―


 11月2日(金)に本荘キャンパス図書館でプロサッカーチーム「ブラウブリッツ秋田」の岩瀬浩介社長と本学学生による読書座談会を開催しました。
 
 この座談会は、若者を中心とした県民の読書意識を喚起することを目的として、秋田県総合政策課読書推進班の主催で開催されました。県民の注目度の高い県内のプロスポーツチーム代表者と県内の大学生が連携し、その情報発信力を活用して読書に関心を向ける手立てとします。
 
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【右より岩瀬浩介社長、鈴木朱里さん、小島修輔さん、下嶋秀明さん】
 
 日頃どのように図書館を活用しているか、また自身の読書習慣について語り合ったほか、愛読書、感銘を受けた本、おすすめしたい本など「私の1冊」を紹介していただきました。

○岩瀬浩介社長の1冊:
 「ディズニーの片づけ」安孫子薫著 KADOKAWA
 意外にも片づけのハウツー本ではない。ディズニーはお客様をいかに楽しませるかが基本にあり、自ら考え自ら動きチームワークを大切にする姿勢が貫かれている。エンターテイメントとして何が必要か、ブラウブリッツの運営にも繋がるヒントがあるとのことでした。

○下嶋秀明さん(システム科学技術学部建築環境システム学科3年)の1冊:
 「センスは知識から始まる」水野学著 朝日新聞出版
 センスは生まれ持った才能であって後から獲得できるものではないと思っていたけれど、この本を読んで知識を積み重ねることでセンスは磨かれると知り、感銘を受けたとのこと。それからの学生生活が大きく変わるターニングポイントになった1冊だそうです。

○小島修輔さん(システム科学技術研究科機械知能システム学専攻1年)の1冊:
 「動物農場」ジョージ・オーウェル著 岩波書店
 知力を持ったブタが権力を持ち共和国を作り上げるというお話で、登場人物はすべて動物。タイトルは地味だけれど内容は風刺的な寓話になっており、意外性があって面白いとのことです。

○鈴木朱里さん(システム科学技術学部電子情報システム学科3年)の1冊:
 「フェルマーの最終定理」サイモン・シン 新潮社
 「フェルマーの最終定理 : ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで」サイモン・シン 新潮社
 「フェルマーの最終定理 : 萌えて愉しむ数学最大の難問」中村亨著/三嶋くるみ漫画 PHP研究所
 「『小説』フェルマーの最終定理」日沖桜皮著 PHP研究所
 難問を証明するという数学にまつわるドラマであり、理系学生には必見の本。定番の本はちょっと難しいけれど、漫画バージョンになっているものや小説バージョンになっている本などがわかりやすくて読みやすいとのことで、同じ内容を異なる角度で書かれた4冊を紹介してくれました。

 岩瀬社長より、この図書館は天井も高く照明もカフェのようで落ち着きがあり、自分が学生だったら入り浸りになるような素敵な空間だとお褒めのお言葉をいただきました。
 座談会の様子は後日動画でYou Tubeにアップされます。楽しみにしていてください。