本学大学院生が第63回東北畜産学会大会で優秀発表賞を受賞!!
本学大学院生物資源科学研究科大学院生が
第63回東北畜産学会大会で「優秀発表賞」を受賞!!
平成25年8月29、30日に山形テルサ(山形県)で開催された第63回東北畜産学会大会において、本学大学院生物資源科学研究科修士課程1年の佐藤梓織さん(動物分子工学研究室所属)が「優秀発表賞」を受賞しました。
東北畜産学会は、畜産に関する学術の進歩を図り、併せて東北地域における畜産業と畜産技術の発展に寄与することを目的としています。天然記念物「比内鶏」の種の保存のためのキメラニワトリ作出技術の開発や、ヒトの不妊治療にも応用されている、顕微授精技術を用いたブタ受精卵の作出に関する研究報告も行われています。
本賞は、学生・社会人の区別無く、大学・国・県に所属する40歳以下の若手研究者が対象となり、研究の質・研究成果の重要性・発表内容のわかりやすさ・質疑応答の的確性について審査が行われます。本賞は今年で創設9年目ですが、動物分子工学研究室からは9回目の受賞となります。
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【研究中の佐藤さん】
受賞発表タイトルは、「ホメオタンパク質EGAM1Nの強制発現はマウスES細胞の細胞分化に影響する(佐藤梓織、菅原彩子、佐藤由貴、春日 和、小嶋郁夫、小林正之)」です。胚性幹細胞ともよばれるES細胞は、哺乳動物の受精卵から取り出された細胞ですが、試験管内で増殖させることができます。哺乳動物のからだを構成する、あらゆる種類の細胞に変化することができる能力を持つという理由により、畜産分野や医学分野で大きく注目されています。今回の発表では、動物分子工学研究室において独自に発見した遺伝子の性質について調べた成果を報告しました。この研究成果により、ES細胞の細胞分化能を人工的に制御する技術の開発が進められるようになりました。
この研究成果を活かし、動物分子工学研究室では効率的な産業動物の生産に関する技術の開発も進めています。
【歴代の表彰状と佐藤さん】 | 【研究室のメンバーと記念撮影】 |