本学教員の平成26年度日本農学賞受賞が決定しました

生物生産科学科の森田弘彦教授が日本農学賞を受賞することが決定

 

 

 生物資源科学部生物生産科学科の森田弘彦教授が「水田のイネ科雑草の簡易識別法と発生生態に関する研究」のテーマで平成26年度日本農学賞を受賞することが決定しました。

 今回森田教授の受賞が決定した日本農学賞は、農学上顕著な業績を挙げたものに対し日本農学会が表彰するもので、日本の農学研究者間における最高の栄誉として今日まで続いています。


 受賞業績は日本雑草学会から推薦され、その概要は以下の通りです。優れた選択性を備えた除草剤が雑草制御の主要な手段である日本の水田農業で、選択性除草剤を合理的に利用するには、制御対象となる雑草種の、花や果実を欠く生育段階での正確な認識と除草剤での制御可能な雑草の生育段階の把握が不可欠です。そこで、イネやムギ類などイネ科作物を主体とする日本の水田作の中で最も厄介な仲間であるイネ科雑草のいくつかの群について、生育初期に現場で使える簡易な識別法を作成し、それらの発生生態を明らかにしたものです。さらに、熱帯西アフリカの稲作技術開発や日本での帰化植物情報のネットワークの構築に関わり、全体として、水田作でのイネ科雑草の生物的・生態学的特性に基づく合理的管理に貢献したものです。

 

森田教授のコメント
「思いもよらず、大変に重い賞を頂くこととなりましたが、本学の皆様の日頃からのご支援、ご鞭撻に深く感謝申し上げます。」

 

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