本学教員が日本農芸化学会・東北支部の奨励賞を受賞しました
本学教員が日本農芸化学会・東北支部の奨励賞を受賞しました。
10月26日に、本学・生物生産科学科の野下浩二先生(生物活性物質グループ・助教)が日本農芸化学会・東北支部の奨励賞を受賞しました。岩手大学農学部で開催された第148回東北支部大会で授賞式・受賞記念講演が行われました。
日本農芸化学会は会員数1万人を超える日本の化学系学会を代表する学会の一つです。日本農芸化学会には北海道から九州の各地区に支部会が組織され、東北支部は東北大学を中心とする東北6県を所属地区とする支部組織です。
受賞課題は「昆虫と植物の防御に関わる化学因子の化学生態学」です。野下先生は生態系での昆虫や植物の巧妙な生存戦略についての研究を進めており、本学に赴任後の東北支部での活動や研究業績などが認められ、今回の受賞につながりました。
受賞対象となる研究を行う過程で、昆虫と植物が相互に影響し合い進化する過程である共進化の実証、ハムシやモンシロチョウなど農業害虫を捕食する天敵のルリクチブトカメムシを誘引する物質の解明、さらに、カメムシが自己防御に使用する活性物質の構造とそのユニークな作用機構を明らかにしました。
【受賞した野下助教】 |