本学大学院修了生が東北畜産学会賞(奨励賞)を受賞!

本学大学院生物資源科学研究科修士課程の修了生が

東北畜産学会賞(奨励賞)を受賞!

 

 本学大学院生物資源科学研究科修士課程修了(平成263月修了、動物分子工学研究室所属)の菅原彩子(さいこ)さんは、平成2691112日にコラッセ福島(福島市)で開催された第64回東北畜産学会大会の総会において「東北畜産学会賞(奨励賞第16)」を受賞し、表彰されました。

 

 本賞は学生・社会人の区別無く、優れた研究業績を挙げた大学・国・県に所属するおおむね35才以下の若手研究者に授与されます。これまでに菅原さんは、平成24年度東北畜産学会第62回大会において優秀発表賞を受しました。さらに、東北畜産学会報(1報)、国際学術誌(4報)に筆頭著者として原著論文を発表しました。これらの研究業績が高く評価され、この度の学会賞(奨励賞)受賞につながりました。受賞研究課題は、「家畜体外受精胚の受胎率向上を目指した遺伝子組換え線維芽細胞増殖因子4FGF4)の生産に関する研究」です。また、動物分子工学研究室からは4人目の東北畜産学会賞(奨励賞)受賞者となります。

 

 

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 不妊治療クリニックにおいて、胚培養士として活躍中の菅原さん
  

 

 菅原さんが所属した動物分子工学研究室では、細胞工学・遺伝子工学・タンパク質工学技術を組み合わせて、家畜など、動物の効率的な生産につながるあたらしい技術の開発を行っています。菅原さんは、動物胚の妊娠維持に関わる重要なタンパク質ホルモンFGF4(ウシ・ブタ・ヒト・マウス計4種)について、その安定化技術と大量生産技術を確立することに成功しました。

 

 現在、動物分子工学研究室では菅原さんの研究成果を発展させ、医学領域や動物生産領域への応用を見据えた研究が進められています。

 

 

 
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 立派な表彰状と研究室の後輩たち(修士課程大学院生4名、学部生3

 

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