大学院生が日本実験力学会の奨励賞と優秀講演賞を受賞!

日本実験力学会 奨励賞と優秀講演賞を受賞!
―機械知能システム学専攻―

 

 機械知能システム学専攻2年の佐藤真紀さんが、日本実験力学会奨励賞と優秀講演賞を受賞しました。
 佐藤さんは兵庫県立大学で開催された2014年度年次講演会の授賞式において奨励賞を受賞し、さらに同講演会での発表内容が高く評価され、このたび優秀講演賞を受賞することとなりました。

 

 

【論文タイトル】
タンポポの概日リズムと微視的花弁表面形状の関係

 

【著者】
佐藤真紀(秋田県立大学)
須藤誠一(秋田県立大学)

 

◆受賞者のコメント◆
 この度は、2014年度日本実験力学会学会賞・奨励賞をいただき、大変光栄に思います。日々手厚くご指導くださった先生方、切磋琢磨し私を育ててくださった生命流体システム工学研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
 本研究は、タンポポの頭花開閉リズム運動に着目し、閉花する際の1枚の花弁の運動の変位を非接触光学変位計で精密に計測することによって花弁運動の速度を求め、さらに花弁表面細胞形状を共焦点レーザ走査顕微鏡を用いて3次元的に計測し、植物の花弁運動のメカニズムを流体力学的観点から考察したものです。近年、植物特有の優れた形態構造や展開機能を宇宙構造物に応用しようとする、プラントミメティクスという分野の研究が盛んに行われております。本研究はその第一段階であり、最終的には宇宙展開構造物やソフトアクチュエータなどへの応用開発の足がかりになると期待しております。今後もこの事に驕る事なく、日夜研究に精進していく所存です。

 

 

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受賞した佐藤さん