自動車技術会・大学院研究奨励賞を受賞!
自動車技術会・大学院研究奨励賞を受賞
―機械知能システム学専攻―
このほど公益社団法人自動車技術会から2012年度大学院研究奨励賞受賞者が発表され、機械知能システム学専攻2年・柴田晃さんの受賞が決定しました。本学からは2010年度以来の受賞となります。
この賞は、同協会が大学院生の学業の向上発展に資することを目的に、自動車に関連した技術分野で優れた研究を行った大学院修了予定者を表彰しているものです。柴田さんは「歩行者対応衝突被害軽減ブレーキのもつ可能性」というテーマで奨励賞を受賞しました。
◆受賞者のコメント◆
この度は、自動車技術会の大学院研究奨励賞を賜り、大変光栄に思います。懇切丁寧にご指導をいただいた御室先生、高梨先生には、深く感謝しております。
私の研究は、研究の基盤として自動車技術会が所有するヒヤリハットデータベースを用いています。ヒヤリハットとは運転者が事故には至らなかったものの、一歩間違えば重大な事故になっていた場面のことを言います。このデータベースに光タクシー様の協力のもと由利本荘市のデータも入れることができました。
またデータを用いて交通事故の中で最も死亡者が多い歩行者事故を減少させるため、歩行者の行動解析や仮置きされた仕様の歩行者対応衝突被害軽減ブレーキの効果予測を行っていきました。この研究から効果的な歩行者対応衝突被害軽減ブレーキを検討するための知見を得ることができました。
大学院研究奨励賞を受賞した柴田さん | 研究室の皆さん |