「秋田の住宅コンクール」学生の部で優秀賞を獲得!
「秋田の住宅コンクール」学生の部で優秀賞を獲得!
―建築環境システム学科―
「第26回秋田の住宅コンクール」の審査会が10月3日に秋田市の秋田ビューホテルで行われ、学生の部で建築環境システム学科4年の石井三保子さんが優秀賞を獲得しました。これは学生の部の第一位に相当する成績となります。
「秋田の住宅コンクール」は、秋田県と秋田県建築士事務所協会が、秋田の気候と風土に根ざした快適な住まいづくりへの創意工夫と、その啓発を図ることを目的に開催しています。今回の応募総数は46点、うち「ペットと暮らす家」をテーマにした学生の部には、25点の応募が寄せられました。
石井さんの作品「大きな屋根と窓の家」は、人間と犬が快適さを感じる光量の違いに着目し、双方が快適に暮らせる住まいを提案したもの。傾斜の異なる30度と60度の大きな屋根には多数の窓を配して光を大量に取り込み、犬が快適さを感じる環境を実現する一方、家の中にはコア部ともいえる空間を組み込んで、人間が快適さを感じる適度な光量も確保できるよう工夫されています。石井さんの所属する研究室では、犬や猫と暮らす快適な住まいについての研究を行っており、この提案にもこれまでの研究成果が生かされているということです。
表彰式は20日に秋田市のにぎわい交流館で行われます。
石井さんの作品「大きな屋根と窓の家」(模型) |
◆受賞者のコメント◆
今回は、このような賞を頂き大変嬉しく思います。去年お世話になった先輩から、「4年生の前期では設計課題が無いから、夏休みの間に自分で設計する機会をつくることで後期の卒業設計にスムーズに移行できるよ」とアドバイスを貰ったのがこのコンクールに参加したきっかけでした。限られた時間での設計は大変な面もありましたが、敷地を探しに街中を歩き回ったり、新しいソフトを使い図面を作成してみたり、充実した時間を過ごすことができました。このような賞が頂けたのも、指導をしてくださる先生や先輩、同研究室のメンバーの支えがあるおかげだと思います。ありがとうございました。