第61回秋田県発明展で本学の2作品が入賞

第61回秋田県発明展で本学の2作品が入賞

 

 

11月10~11日に「第61回秋田県発明展」が秋田市・にぎわい交流館で開催され、133点の応募作品の中から、本学から応募した2作品がそれぞれ(公社)発明協会会長奨励賞と秋田県知事賞を受賞しました。
また、秋田県発明展に先立ち由利本荘市・文化交流館カダーレで行われた第60回本荘由利発明工夫展でも、この2作品が入賞しています。

 


【(公財)発明協会会長奨励賞】
(由利本荘市発明工夫展:県発明協会賞優良賞【特許の部】)
■作品名  「ピエゾケーブルを用いた簡易振動計測装置」
■受賞者  下井信浩教授、間所洋和助教
■概 要  震災や経年変化による構造物等の崩壊を事前に予測するために、構造上の

       歪や応力集中度をモニタリングするための装置である。センサ用の電源を

       必用としないため、長期に渡る構造物のヘルスモニタリングが実現できる。

 

【秋田県知事賞】
(由利本荘市発明工夫展:(財)本荘由利産業科学技術振興財団理事長賞)
■作品名  「全方位移動マイコン電動車椅子」
■受賞者  豊田優(機械知能システム学科4年)、間所洋和助教、佐藤和人准教授
■概 要   車輪の表面が45度傾いた樽型タイヤによって覆われているメカナム

       ホイールを用い、車両の全方位移動を可能とした。さらに、タッチパネルに

       部屋の見取り図を表示し、目的地点まで正確に到達するソフトウェアを

       開発する。

 

 

◆秋田県知事賞を受賞した豊田さんのコメント◆

 

このたび、第61回秋田県発明展において秋田県知事賞を受賞し、非常に光栄に思います。今まで協力してくださった、佐藤和人准教授と間所洋和助教には、非常に感謝しております。
私の研究は、急速に進む長寿高齢化社会において、様々な機器が開発されている中で、世の中の役に立つパーソナルモビリティとして、新しい電動車椅子を試作開発しています。介護者や車椅子搭乗者の負担を軽減するために、タッチパネルによる直感的な操作と、全方位移動による利便さを形にしています。

 

 

 

 

 

 

受賞者らで記念撮影

後列左から佐藤准教授、豊田さん、

間所助教と設計を担当した山梨さん