本学学生が「日本生態学会」及び「日本森林学会大会」で受賞しました!!
大学院・生物資源科学研究科 博士後期課程2年の本間 千夏さんが、「第70回日本生態学会大会」においてポスター賞優秀賞、「第134回日本森林学会大会」で、見事、学生ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます!!研究発表タイトル
☆第70回日本生態学会大会「岩手県の落葉樹林における種子生産量の長期パターン:個体群レベル・個体ベースの推定」
本間千夏, 野口麻穂子, 正木隆, 星野大介, 星崎和彦
☆第134回日本森林学会大会
「種子生産の種間同調はジェネラリスト捕食者による種子の損失を変えるか?」
本間千夏, 野口麻穂子, 正木隆, 星野大介, 星崎和彦
研究概要
多くの樹木は毎年タネをつけるわけではありません。数年に一度の周期で訪れる「成り年」には、多くの木々が同調してタネをつけることが知られています。この2題では、カヌマ沢渓畔林試験地(岩手県奥州市)における25年間の種子生産について議論しました。その結果、様々な樹種の種子生産周期は変化しており、要因として、それぞれの木がつけるタネの量、木々一本一本の同調性の変化が示唆されました。また、「多くの樹種がタネをつける年」と「わずかな樹種のみがタネをつける年」を比較すると、捕食者(虫や哺乳類)の影響を変化させたり、その後の芽生えの発生に影響を及ぼしたりすることが明らかになりました。