本学学生が日本生態学会東北地区大会で優秀発表賞を受賞しました

 日本生態学会第65回東北地区大会(オンラインにより開催)において、大学院・生物資源科学研究科1年の本間千夏さん(森林科学研究室/生物環境科学科R2.3卒業)が優秀発表賞を受賞しました。

 本間さんは、森林科学研究室の星崎 和彦 教授の親身かつ丁寧な研究指導と研究室の先輩や仲間の協力のもと、直向きにコツコツと研究に取り組んだ結果、昨年に引き続き二年連続での受賞となる快挙を達成しました。

★研究発表タイトル
 『岩手県内におけるマスティング周期のパターン(予報)
  ―ミズナラの林分間比較および数種の樹種間比較―』
 本間 千夏 野口 麻穂子(森林総合研究所東北支所)  正木 隆・八木橋 勉・柴田 銃江(森林総合研究所)
 星崎 和彦(生物資源科学部教授)

★研究概要
 樹木の結実豊凶(マスティング)は森がどのように更新していくかを考えていくうえで非常に重要です。近年、その結実豊凶の気候変動による周期性の変化に着目され始めています。先行研究と今回の調査地との比較、また、同じ森に生育する樹種ごとの比較を行うと、場所・樹種双方で周期性の変化のパターンは異なることがわかりました。

★受賞コメント
 この度は優秀発表賞という名誉ある賞を頂いたことを大変嬉しく思います。様々な変化を強いられる状況の中で、二年連続で賞を頂くことができたのも、熱心な指導をしてくださる星崎先生をはじめとする森林科学研究室の皆様、また日頃支えてくださっている多くの方々のおかげに他なりません。本当にありがとうございます。早いもので修士課程も残すところ1年3か月となりましたが、今までの感謝を力に変えて、これからも日々精進して参ります。