看守りロボなど披露―介護サービス創出実験見学会―
介護サービス創出実験見学会
―多脚歩行型看守りロボットなど披露―
3月7日から9日にかけて、県立大学など7つの教育機関・企業などで結成された研究チームによる在宅介護サービスパッケージの検討実験が行われました。最終日には一般の方を招いて見学会が開かれ、県立大学は多脚歩行型の看守りロボットや簡易操作型マジックハンドを披露しました。
このような在宅介護に関する取り組みは、これまでも各地で行われていましたが、介護支援用のハードウェア・ソフトウェアの開発、インフラ整備など、個別の支援サービスに関しての実験が大半でした。今回の実験はこれらを統合して実験を行っているという点で、全国的に見ても大変珍しい試みといえます。
県立大学からは、人工生体機構研究室の多脚歩行型看守りロボットを紹介。ロボットを操作して、離れた位置にある歩行器を高齢者のもとに届けるデモンストレーションを行いました。将来的には、高齢者の家から送られてくる映像をもとに、遠隔地でロボットを操作し、高齢者を支援するサービスモデルの実現も期待できます。また、床に落ちた物を引き寄せて取り上げる簡易操作型マジックハンドの実演も行われました。県立大学では今後も各団体と協力して研究を進め、新たな在宅介護のあり方について模索してまいります。
多脚歩行ロボット「しろやぎ」 | マジックハンドの実演 | 実験全体のコーディネートを 担当した御室教授 |