本荘キャンパスでまち歩きマップづくり講座を実施

まち歩きマップづくり講座を行いました


11月6日(土)に、学部生・大学院生を対象とした創造楽習の講座「GPSカメラ・Googleマップを使って“ まち歩きマップ” を作ろう」を行いました。この講座は、電子の松下助教と建築の小川助教の共同企画で、それぞれの専門分野を活かし、まち歩きで集めた都市や建物の写真をWeb上のデジタルマップで公開するというものです。当日は、デジタルツールや都市・建築に興味のある電子、建築、経営3学科の学生、計5名の参加がありました。

講座の前半は、由利本荘市大町地区でまち歩きを実施しました。道路拡幅が一段落し、新旧が入り交じり様変わりする同地区のまちの様子を写真に収めながら、身近に住んでいながら普段あまり歩く機会のない中心市街地の魅力を再発見しました。小雨交じりのあいにくの天気でしたが、カメラを片手に学生と教員が小一時間、にぎやかにまちの中を歩きました。またマップの素材集めのために、近年、カーナビや携帯電話などにも活用されているGPSレシーバーを使い、歩行ルートを自動で記録する実験も行いました。

後半は、大学の研究室でGoogleマップなどの電子地図の利用に必要な基礎知識と操作技術を学びました。まち歩きで撮影したデジカメ写真とGPSレシーバーで記録した歩行ルートをパソコンに取り込み、Googleのサービスやフリーウェアを使用してGoogleマップ上に表示させるワーキングを行いました。参加した学生は、普段はお店の場所やルート検索に使っているGoogleマップに、まだまだ知らない機能があったことに興味を持っていました。そして、個人のホームページでの利用といった趣味での活用や、卒業論文のデータ収集に使えないかといった研究への応用など、習得した知識・技術の活用方法について話し合いました。

今後は、秋田県内の様々な場所を訪ねる企画や、公開を前提としマップに観光情報やコメントを加えたデジタルマップづくりなど、新たな企画を考え、来年度も実施したいと考えています。

 

 まち歩きの様子 デジタルマップづくり
 まち歩きの様子 デジタルマップづくり

 

 

電子情報システム学科 助教 松下 慎也
建築環境システム学科 助教 小川 宏樹