県選抜チームで参加した東北弓道大会で男女団体準優勝

第63回東北弓道大会男子団体準優勝、女子団体準優勝

 


 平成22年6月13日(日)に開催された第63回東北弓道大会において、県内で男女各6名づつ選ばれた国体強化指定選手で構成される秋田県選抜チームに、弓道部から男女1名ずつが出場し、男子団体戦にて、杉本 巌さん(遺伝資源科学専攻1年)が準優勝、女子団体戦にて、横山 咲さん(遺伝資源科学専攻1年)が準優勝しました。

 

第63回東北弓道大会は、東北6県から男子71チーム女子39チーム、総勢353人が出場した東北最大の大会です。他県からも選抜チームが参加し、ミニ国体の前哨戦としてみられる大会です。1人4射(4本)、計12射を行い、合計的中数で勝負します。同中数の場合は射詰を行います。


 

遺伝資源科学専攻1年 杉本巌


 私は大学から弓道を始めました。本大学には弓道場が無く、決してめぐまれた環境ではないですが、弓道部のみんなで指導し合い練習してきました。昨年度と本年度は国体強化指定選手に選らばれ、県内外の先生方からもご指導頂けるようになりました。試合の予選では1本目を外してしまい、極度の緊張やプレッシャーに押しつぶされそうになりました。そこで気持ちで負けてはいけないと思い、県弓道連盟会長の「あきらめない!」という言葉を思い出し、一射一射あきらめないで行いました。これまでの練習では強化コーチの「1本目を外さない」という言葉を、絶対に守るという気持ちで行ってきたのに、自分の気持ちの弱さに対し悔しく、泣くほど悔しい思いをしたのは初めてでした。結果、同率2位となり、準決勝へと進む事が出来ました。準決勝では射詰(1人1射でチームで計3射し、チームの的中数で勝負する)というもので決すため、一射に大きな重みがあります。予選で味わった悔しさから、絶対にあきらめないという気持ちで挑み、試合が決まる一射でも「あきらめない、あきらめない」と考えることで、集中でき、当てることが出来ました。本大会はミニ国体の前哨戦としてみられるもので、良い経験となりました。
 今後は、7月中に決定する国体の正選手を目指し、8月のミニ国体、さらには10月千葉で行われる国体へと出場し、良い結果を出せるよう、あきらめないで頑張っていきます。
 今回の様な結果が得られたのは、これまで様々な方からご指導を頂いたという事があってこそと思います。この場を借りて感謝申し上げます。

 

 

杉本 巌さん(左)と横山 咲さん(右)
杉本 巌さん(左)と横山 咲さん(右)