本学と持続可能な地域社会総合研究所による共同研究がスタートしました
生物資源科学部生物環境科学科／地域連携･研究推進センターの谷口吉光教授［専門：環境社会学・食と農の社会学］らは、島根県にある「持続可能な地域社会総合研究所」（藤山浩所長）と連携し、人口減少が進む中山間地域を対象に、持続可能な農村地域を作るための仕組みづくりと、その仕組みを動かす住民組織を立ちあげるための共同研究をスタートしました。谷口教授らは、地域社会総合研究所が開発した分析手法や本学学生による地域で聞き取り調査を実施し、人口の推移、地元の組織や構図、地域内の資源や経済の循環など、多角的な指標でシミュレーションを行うことにしております。これにより、地域の課題を浮かび上がらせ、これまで認識されていなかった隠れた地域の魅力や資源をデータで明らかにし、地元の皆さんと共有し、持続可能な地域にするための方策を検討します。
共同研究は今年度から5年を一つの目標期間とします。地域の持続可能性を分かり易く見える化し、人口減少を抑制しつつ、発掘した地域の魅力と資源を活用した新サービスや新価値の創造、さらには雇用を創出し、秋田県における「人口増加のモデル地域」の形成を目指します。今後の研究活動の展開にご期待ください‼
★朝日新聞デジタル（令和4年6月1日付け）
「地域の豊かさ「見える化」 仕事づくり模索も 県立大などが共同研究」
研究体制
【秋田県】●秋田県立大学
谷口吉光（生物資源科学部生物環境科学科／地域連携･研究推進センター教授）
森田純恵（システム科学技術学部情報工学科教授［専門：ネットワークと経営］）
中村勝則（生物資源科学部生物環境科学科准教授 ［専門：農業経営学･地域農業論］）
渡辺千明（木材高度加工研究所准教授［専門：木質構造・木の文化］）
橋浦康一郎（システム科学技術学部情報工学科助教［専門：無線通信システム］）
山田 誠（地域連携･研究推進センター 農工連携プロデューサー）
泉 牧子（地域連携･研究推進センター コーディネーター）
植田行則（生物環境科学科 環境社会学研究室研究補助）
鷲尾 環（秋田県立大学大学院博士前期課程１年）
●三種町（みたねちょう）
●秋田県
【島根県】
●一般社団法人 持続可能な地域社会総合研究所（藤山 浩 所長）
●邑南町（おおなんちょう）