本学発ベンチャーが企業と共同で米粉商品を開発しました

 この度、生物資源科学部生物生産科学科の藤田 直子 教授(㈱スターチテック取締役)が中心になって開発した、高レジスタントスターチ米『まんぷくすらり』を原料とする『米粉』を、日本の米穀紛業界で上位の実績を有する群馬製粉㈱(渋川市川、山口博之社長)と共同で開発しました。本商品は、年内の販売スタートを目指しており、将来的には輸出も視野に入れています。

 『まんぷくすらり』は、食物繊維と似た働きを持つ難消化性澱粉があきたこまちの約10倍程度高く、食後の血糖値上昇を抑制する効果があり、満腹感も得られる機能性米です。また難消化性澱粉は、血糖値上昇抑制という機能性以外にも、腸内環境の改善も期待できることから、2型糖尿病や糖尿病予備群、肥満に対しても有用性が期待されます。

★藤田教授のコメント★
 輸送費の高騰、世界の紛争等で小麦粉の価格が今後、ますます高騰すると予想されます。その中で、米粉の重要性が増してくると思われます。ましてや従来の米粉と区別性のある米粉は期待度が大きいと思われます。本学では、健康に資する新しい米を開発し、世に出せて行けたらと思っています。

現在、以下のリンクに記事が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
「血糖値抑える米粉 肥満防止や腸内環境改善に期待 群馬製粉(令和4年4月6日付け上毛新聞電子版にリンク)」
 


㈱スターチテックから数々の商品が販売中です‼ 

 

㈱スターチテック

本学発ベンチャー「㈱スターチテック(代表取締役:中村保典名誉教授、取締役:藤田直子教授)」では、「まんぷくすらり」を使用した多数の商品を開発・販売しております。
代表取締役:秋田県立大学名誉教授 中村保典
取締役:秋田県立大学生物資源科学部教授 藤田直子
所在地:秋田県立大学・秋田キャンパス大学院棟M117
問い合わせ先:電話018-872-1705、メール nakayn@silver.plala.or.jp