本学卒業生の卒業論文が日本建築学会優秀卒業論文賞を受賞しました

-建築環境システム学科-
 
 当時、システム科学技術学部建築環境システム学科都市・建築計画学研究グループに所属していた卒業生・関根萌さんの卒業論文「重要伝統的建造物群保存地区内の住民等組織による空き家利活用の取り組みに関する研究-栃木市嘉右衛門町地区を対象として-」が2021年度(第32回)日本建築学会の優秀卒業論文賞を受賞しました。

★研究室教員からのコメント★
 近年の重要的建造物群保存地区内においては空き家増加の問題が発生しており、歴史的町並み保存と空き家利活用を両立させることが課題となっています。その際、所有者の活用意識や利活用希望者とのマッチング、伝統構法に係る地元人材など、親密性に基づく取り組みが必要となることから、地域住民等が主体となるような創造的な取組みが期待されています。
 本研究は、重伝建地区における空き家利活用に取組む住民等組織の活動と組織に着目し、空き家利活用の進む地区での進展要因を明らかにしたものです。とりわけ調査で得た数多く多様な質の情報を的確に整理し、空き家利活用に関する最新・網羅的な情報の分析ができ、汎用性・発展性ある結論に至った点が極めて意義深いと言えます。
 
 なお、表彰式は、2021年度日本建築学会大会[東海]に併せて、2021年9月7日(火)にオンラインにて開催されました。
「日本建築学会のページ」2021年(第32回)をご覧ください(外部リンク)

◆受賞者のコメント◆
 この度は優秀卒業論文賞を頂き、大変嬉しく光栄です。日頃から熱心にご指導頂いた山口先生や李先生及び、国士舘大学の横内先生をはじめとする調査にご丁寧にご協力頂いた方々あってのことです。本当にありがとうございました。
 


関根 萌さん