本学大学院生が東光虻川ものつくり財団の助成対象に採択されました


 このたび、一般財団法人東光虻川ものつくり財団2021年度研究助成金事業に、生物資源科学研究科の熊本隆人さん(博士前期課程1年)の研究が助成対象として採択されました。

 同財団は、ものつくりの発展を促進するための支援及び環境整備を図ることにより、地域振興の促進、地域社会の健全な発展及び地域住民の生活の向上に寄与することを目的に2019年2月に設立され、今回が初めての助成事業となります。

 熊本さんは、秋田スギで作られている『大館曲げわっぱ』に、ほかの地元産木材が利用できるか検証することや、ご飯を曲げわっぱで保存する効果などについて研究を進めます。

【採択テーマ】
 『地域産木材資源の曲げわっぱへの利用可能性と白飯の保存効果の検証」

【熊本隆人さんのコメント】
 今回採択をいただいた研究は、地域産木材資源の曲げ加工性を明らかにし、秋田の伝統工芸である『大館曲げわっぱ』への利用可能性を検証することで、地域のものづくり産業の活性化を目的としています。また、保存した白飯の含水率と食感を計測することで「曲げわっぱのお弁当箱に入れたごはんはおいしい!!」という経験論の科学的な裏付けに貢献できると考えています。東光虻川ものつくり財団研究助成は、今回第一回目の募集となります。しっかりと目標を捉え、限られた期間で成果を出せるよう尽力したいと思います。