大学院生が森林・林業技術交流発表会で奨励賞を受賞しました

 1月28日(火)~29日(水)にかけて秋田アトリオンで開催された、東北森林管理局が主催する「令和元年度 森林・林業技術交流発表会」において、本学大学院生物資源科学研究の青木雅紘さん(生物資源科学専攻1年)が東北森林管理局長賞(森林保全部門)奨励賞を受賞しました。 

 青木さんは、森林科学研究室の仲間たちの協力の下、6期生亀山克裕さんの卒業研究結果を再測し、前向きに解析した結果、本賞の受賞に繋がりました。

★研究発表タイトル
「夕日の松原におけるニセアカシアの11年間の分布変遷 -林冠層・林床の違いに着目して-」
 青木 雅紘 亀山 克裕(生物資源科学部卒業生)
 星崎 和彦(生物資源科学部教授) 蒔田 明史(生物資源科学部教授)

★研究概要
 ニセアカシアは北米原産の外来種であり、分布拡大により様々な悪影響を及ぼす事が問題視されています。しかし、海岸林においてどのように分布を拡大しているのかという事はあまり知られていませんでした。そこで、成木・萌芽のような森林の階層構造ごとの動態の違いに着目し、11年間の分布変遷と土地改変の与える影響について調査を行いました。その結果、林冠層と林床では分布拡大の程度が異なる事や、土地改変が分布拡大に与える影響が異なる事が分かりました。

★受賞コメント
 この度は森林・林業技術交流会において奨励賞を頂いた事を大変光栄に思います。このような賞を受賞できたのも、蒔田先生をはじめとする森林科学研究室の皆様や、様々な面で研究を手助けして下さった皆様のおかげです。来年度は研究内容をさらに発展させ、ニセアカシアの分布拡大のメカニズムや関係している要因について明らかにしていきたいと考えています。
 


受賞した青木 雅紘さん


研究活動の様子


研究活動の様子


研究成果を発表する青木さん

★秋田県立大学公式Twitter★
 受賞した青木さんからの受賞コメントを動画でご覧いただけます。