大学院修了生が若手優秀講演賞を受賞しました

 本学大学院生物資源科学研究科博士前期課程を修了した森大輝さん(平成29年3月修了、食品醸造グループ/指導教員:秋山美展教授)が、7月3日~5日に東京大学弥生キャンパスで開催された第56回アイソトープ・放射線研究発表会において、「若手優秀講演賞」を受賞しました。
 
 森さんは、公益社団法人日本アイソトープ協会の研究員として採用され、現在は国立研究開発法人理化学研究所に出向しております。理化学研究所ではAVFサイクロトロンを利用し、癌の治療に効果が期待されている67Cuや211Atなどの市販されていない有用RI (Radio Isotope) の製造技術開発を行い、国内の大学や研究機関に頒布を行っておりますが、更に次世代イメージング用RIとしてアルツハイマー型認知症や癌の早期診断への応用が期待されている42K(半減期T1/2 = 12.36 h)、43K(T1/2 = 22.3 h)、44mSc(T1/2 = 58.6 h)の製造技術開発をすすめております。これらの研究成果が高く評価され、この度の若手優秀講演賞の受賞につながりました。

 森さんは学部在学中より学会発表を精力的に行い、修士課程では査読のある学術国際誌に、筆頭著者として論文が掲載されるなど優秀な成績を収めておりました。これらの経験が現在の研究業務に活かされております。
 



【大学院生時代の森大輝さん①】


【若手優秀講演賞賞状】

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