本学教員が令和6年度秋田わか杉科学技術奨励賞を受賞しました
このたび、令和6年度秋田わか杉科学技術奨励賞の受賞者が決定され、本学システム科学技術学部機械工学科の 合谷 賢治 助教[専門:レーザー工学、高エネルギ密度応用プロセス研究室)が受賞しました。合谷 助教は、光ファイバー(光の伝送路でインターネット回線のほか医療分野や照明機器等にも利用されています)にレーザー加工して光ファイバーセンサーを開発する研究に取り組んでいます。超短パルスレーザーを用いた電子・電気部品の新規加工技術を開発したことにより、細かく均一な加工を実現、光ファイバーを高品質化させることに成功しました。これにより、半導体関連部品の集積化に繋がることが期待されます。
本賞は、秋田県の若手研究者の研究開発意欲を高め、優れた研究者が持続的に輩出される環境を整備し、新産業・新技術の創出につなげることを目的に、平成19年度に秋田県によって創設されたものです。
研究テーマ
「超短パルスレーザー加工による高付加価値オプトエレクトロニクス産業の創出」研究概要
光でモノを測る・つくる(創る、作る)ことを目指し、短パルスレーザーを用いた電子・電気部品の新規加工技術を開発し、従来の技術では実現困難な、高品質化や加工形状、寸法を達成した。具体的には、この技術を用いて通信用光ファイバーを加工することにより、液体やガス用の化学センサーや抗原検出用のバイオセンサーなど、新しい光センサー機能の発現を原理実証したほか、半導体関連部品の集積化に繋がる加工技術を実現した。合谷 賢治助教 受賞コメント
令和6年度秋田わか杉科学技術奨励賞を頂き、大変に光栄に存じます。今回の受賞を励みとし、県内企業さんとの共同研究を、新たなイノベーションに繋げていけるように、より一層研究活動に邁進したいと思います。
受賞した合谷助教 佐竹秋田県知事と記念撮影
今後の研究の展望について知事と懇談[左]:西田学部長
研究概要についてプレゼン
学生自主研究の指導をする合谷助教