知能メカトロニクス学科 能勢敏明 教授が2024年度日本液晶学会業績賞(液晶のミリ波・THz波応用分野の開拓)を受賞されました。
システム科学技術学部知能メカトロニクス学科 能勢 敏明 教授が2024年度日本液晶学会業績賞(液晶のミリ波・THz波応用分野の開拓)を受賞されました。本賞は液晶分野の学術および産業の発展に顕著な貢献が認められた者に対して、液晶学会が選考し授与するものです。能勢教授は1999年の本学着任以前より、当時は未開拓の研究領域であった液晶のミリ波・THz波応用に関する研究に携わっており、当該分野におけるパイオニアとしての長年にわたる貢献と業績が認められ、このたびの受賞となりました。業績賞紹介 https://jlcs.jp/2024/11/13499
研究者紹介 https://researchmap.jp/read0169124
在学生・卒業生に向けた能勢教授の受賞コメントは以下の通りです。
在学生・卒業生の皆さんへ
この度は日本液晶学会から業績賞を頂き、身の引き締まる思いです。どこの学会も似たような状況と思いますが、大きな賞は東大、京大、東工大、・・名だたる大学が大半を占めているのが通例です。したがって、超ド級田舎を拠点に100%全ての実績を積上げた研究が評価される事は大変意義深いと思います。
学生の皆さんの中には、偏差値が○○レベルの田舎大学だから研究と言っても・・・楽して適当に・・と思っている方も居ると思います。ところがドッコイ、教員はそんな手抜きを少しも考えていないし、その思いに答えてくれた数多くの卒業生が苦労しながらとても良い仕事を残してくれました。その歴史がついに実を結んだと言う事です。苦労を共にしてくれる学生諸君には心より感謝申し上げます。
昨今は政治・経済の一極集中が進み、研究も中央に行かないとまともな仕事が出来ないという考えが普通だと思います。それを本気で問題視するならば、学生も含めて超ド級田舎で頑張る人達が、秋田県立大学にも数多く存在している事は極めて尊い事と思います。4年生ではどうしても限界があるので、賛同頂ける学生さんは是非とも大学院へ進学して、このすばらしい伝統を繋いで頂きたいと思っています。