あきた新エネルギー研究会設立総会と記念シンポジウムの開催について
あきた新エネルギー研究会設立総会と
記念シンポジウムの開催について
【日時】平成23年6月13日(月)
14:00~14:50 設立総会
15:00~15:50 記念シンポジウム
基調講演「秋田県の新エネルギー戦略について」
秋田県副知事 中野節氏
16:00~16:50 パネルディスカッション
テーマ「秋田県の新エネルギーをどう進めるか」
【場所】秋田パークホテル 2F ゴールデン
【参加】自由(申込不要・参加費無料)
【問い合わせ先】
秋田県立大学 地域連携・研究推進センター(本荘キャンパス)
0184-27-2947(担当:小笠原)
あきた新エネルギー研究会について
【呼びかけ人】
西田 眞 (秋田大学理事・副学長)
柚原 義久 (秋田県立大学副理事長)
小林 淳一 (秋田県立大学理事兼副学長)
山田 宗慶 (秋田工業高等専門学校長)
佐藤 恒之 (秋田工業高等専門学校教授)
齋藤 昭則 (秋田県産業技術センター所長)
小笠原 正 (秋田県立大学地域連携・研究推進センター副センター長)
谷口 吉光 (秋田県立大学地域連携・研究推進センター教授)
【設立の趣旨】
東日本大震災によって福島第一原発は壊滅的な被害を受け、今また浜岡原発も停止せざるを得ない状況になっています。計画停電や電力削減など今までは考えもしなかった事態に陥り、原発の危うさ、もろさが浮き彫りになりました。
政府も原発中心に考えていた「エネルギー基本計画」の見直しを決定しており、新エネルギーあるいは再生可能エネルギーの比重が高まることは間違いありません。更に省エネルギーも今まで以上に重要になります。
秋田県でも「秋田県新エネルギー産業戦略」を策定し、4月19日の戦略会議において決定され、本格的に活動が開始されます。
新エネルギーあるいは再生可能エネルギーとは、従来の石油や石炭に代わって、風力、太陽光、太陽熱、小水力、バイオマス、地熱などを利用したエネルギーのことであり、秋田県には比較的に豊富に存在します。秋田県立大学では内閣府連携科目「地域活性化システム論」の昨年度のテーマとして「地域資源と新エネルギーによる地域活性化」を掲げ、多くの学生・院生と社会人に受講して頂きました。
化石燃料から新エネルギーへの転換は、「温室効果ガス25%削減」という日本の国際公約に沿ったものであるばかりでなく、持続可能な経済社会構築のために避けては通れない課題です。新エネルギーへの転換はエネルギーの生産・流通・利用のあり方を劇的に変え、社会システムの大幅な転換を促す可能性があります。また秋田県にとっては風力をはじめとする豊富なエネルギー資源を活用した産業振興や地域活性化が期待される領域でもあります。
しかし、新エネルギーへの転換や省エネルギーを進めるためには、企業・行政・市民・大学がそれぞれの強みを生かしながら連携する必要があります。大学は地域における「知の拠点」として、新エネルギーの研究開発、教育、啓発や連携支援と言った役割を果たすべきと考えます。
以上の役割を果たすため、私たちは「あきた新エネルギー研究会」を設立し、関心のある研究者、企業人、行政、市民の参加を広く呼びかけます。
【主な事業】
本会は当面次のような事業を行いますが、社会情勢の進展に応じてより踏み込んだ事業を展開する予定です。
1. 新エネルギーおよび省エネルギーに関する研究・技術開発・政策・社会情勢等の最新情報を提供し、意見交換するための年数回のセミナーの開催
2. 分野が異なる連携を進めるための発表会・交流会の開催
3. 新エネルギー利用、省エネルギーに関する分科会活動
4. メーリングリスト等を活用した情報提供
5. その他、新エネルギー、省エネルギー推進に関する活動