秋田県小坂町と連携協力協定を締結しました
秋田県最北部「小坂町」と連携協力協定を締結
秋田県立大学(小林俊一理事長/学長)は、秋田県最北部に位置する小坂町(細越満町長)と平成22年2月26日(金)小坂町で連携協力協定調印式を行いました。
小坂町は、その昔鉱山と精錬所が一体化した鉱山元山精錬所として「黒鉱」を採掘して栄えた町。近年はDOWAホールディングスが世界一の複合リサイクル精錬所を設置した都市鉱山型の町ともいわれており、また、バイオマスタウン構想の一環として菜の花の活用などで、循環型社会の推進を目指しています。今後本学に求められることとしては、具体的には農村の再生と地域活性化を目的に地域の課題解決に協力、人材育成や地域活性化の事業推進の協力、地域産業の振興、発展を目的としたビジネスモデル構築、技術開発への協力などがあります。
細越町長は「県大の知と若い力が町のエネルギーになることを確信している。県大との連携協力協定により地域振興をさらに進めたい」と述べると、小林理事長は「小坂町の鉱山や菜の花、桃豚、ニセアカシア等のユニークな地域資源の利活用のため県大が役立つことになれば」と挨拶されました。
調印式後、同センターの多目的ホールに場所を移し、連携協力協定締結記念講演会が開かれ、会場には小坂高校環境技術科の生徒8名や、菜の花関係者、一般の農家・町民の方々約60名が参加されました。開演前に、(株)エコサカ小舘貞夫代表取締役から「エコボトル」への協力を参加者へお願いがあり、開演の挨拶は細越町長が所用で出張のため、赤川副町長が代わってご挨拶されました。
講演では佐藤了生物資源科学部学部長から「菜の花から地域を元気にする運動と大学の取組」と題して、これまでの菜の花プロジェクトの活動を中心にした講演があり、参加者から「菜の花プロジェクトの活動には何に留意したか」、「BDFとバイオエタノールの違いは」などの質問のほか、小坂高校では「昨年初めて菜の花プロジェクトに取り組んだが、今後も続けていきたい」という感想があると、佐藤学部長から「まだ具体的な連携は行っていないが、要請があれば県大から派遣したり交流ができる」と今後の連携に向けた提案がありました。
連携協力協定調印式 | 細越町長と小林理事長が協定書へ署名 |
無事調印式を終えて固い握手を交わす、細越町長と小林理事長 | 佐藤了 生物資源科学部学部長の講演 |
赤川小坂町副町長 | (株)エコサカ 代表取締役 小舘貞夫氏 |
記念講演会の様子 |
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