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研究室へ行こう!! ~応用生物科学科~
生物資源科学部 応用生物科学科
小嶋郁夫教授、小林正之准教授、春日和助教
応用生物科学科のこの研究室では、バイオテクノロジー技術を活用し、微生物や動物細胞の研究を行っている。小嶋先生と春日先生は放線菌を研究している一方、小林先生は動物細胞を研究テーマとしている。
■キーワードは放線菌
「放線菌は主に土壌の中に住んでいる微生物で、雨が降ったあとの独特のにおいを発生させる原因とも言われています。その放線菌からはこれまでに多くの抗生物質が発見されています。」小嶋先生は以前、企業の研究所に勤めていた経験もあり、そこでは抗生物質の研究に取り組んでいた。「私と春日先生は、放線菌が抗生物質をつくるメカニズムやそれを応用して大量につくる方法、さらに放線菌に新しくて人間の生活に役に立つ物質をつくらすなど、企業ではやっていないおもしろいことをやっていきたい、と考えています。」と小嶋先生は語ってくれた。
■動物大好き!!
一方、小林先生は獣畜産系と医学系という二つのバックグラウンドを持ち、両方の分野から研究を進めている。「哺乳動物が大好きです。マウスの受精卵や胚性幹細胞(ES細胞)などを利用して,細胞分化のメカニズムについて研究をしています。」と、小林先生。「受精卵が分裂して,初めて性質が変化するときに作用する遺伝子は何か、ということを探求しています。現在、新しく発見した遺伝子の機能解析を行っている段階です。これにより体細胞クローン動物の生産技術向上や、医療分野への応用も期待されています。」
■わからないから面白い
最後に、理科離れについて春日先生に話を聞いた。「生物分野ではまだまだ未解明のことが多く、研究をしていて楽しいです。まだまだ分からないことがいっぱいあるよということを伝えていけば子供達も興味を持ってくれると思います。」
ちょっとゴチャゴチャしているような気がします。
取材日:平成19年2月22日(木)
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