本学教員が日本応用糖質科学会学会賞を受賞しました

 生物資源科学部生物生産科学科の藤田 直子 教授(植物生理グループ/㈱スターチテック取締役)が、「2021年度 日本応用糖質科学会 学会賞」を受賞し、小林淳一学長に受賞を報告をしました。

 日本応用糖質科学会は、昭和27年(1952年)に澱粉工業学会として創立され、昭和47年(1972年)に日本澱粉学会、平成5年(1993年)に日本応用糖質科学会と改称して現在に至る、歴史と伝統のある学会です。

 日本応用糖質科学会の学会賞は、学会会員の中で、澱粉を始めとする各種糖質科学及び関連する酵素科学並びにそれらの関連産業の発展に関し、顕著な業績、功績のあったものに授与される賞です。

★受賞タイトル
「澱粉生合成メカニズムの解明と変異体米を用いた新品種の開発」

 藤田教授は長年、澱粉生合成メカニズムの解明に関わる基礎研究を継続しており、本研究で取り扱ってきた変異体米をもとに、血糖値上昇抑制効果を持つ「まんぷくすらり」、通常のお米とは食感が異なるユニークな性質を持つ「あきたぱらり」や「あきたさらり」といった新品種米を開発しました。現在、本学発ベンチャー企業、株式会社スターチテック取締役としても、新品種米の開発や普及に精力的に取り組んでおります。