本荘キャンパス卒業生縲恬R利本荘での思い出縲鰀

卒業生の皆さんに、由利本荘市で過ごした大学生活の思い出を語っていただきました。

 


機械知能システム学科 渡部朋世(長野県出身)

 

 大学では点字読み取りセンサーの開発について研究しました。研究は大変でしたが、時間の使い方やコミュニケーションの大切さなど、たくさんのことを学びました。

 サークルではヒマラヤプロジェクトに所属し、ネパールやモンゴル等の電気の無いところで電気灯や誘蛾灯を設置する活動をしてきました。1年生の頃から電気を灯すための研究ができたこと、発展途上国での生活も経験できたことなど、本当に充実した大学生活を送れたと思います。秋田の郷土料理「だまこもち」の調理を体験する渡部さん(右)

 由利本荘での思い出は、サークルの仲間と雪残る鳥海山に登って滑り降りたこと、子吉川でカヌーをしたこと…挙げたらキリがありません。4年間お世話になった秋田県立大学と由利本荘市には本当に感謝しています。

 これからも秋田県立大学は「大学があることで由利本荘は変った、活気づいた」と言われるような存在であってほしいと思います。

 

秋田の郷土料理「だまこもち」の調理を体験する渡部さん(右)

 


電子情報システム学科 下総ゆり(秋田県大館市出身)

 

 4年次の研究では、電子機器からの妨害電磁波について研究を行いました。IT社会の問題点の一つでもあるので面白さを感じ、興味を持って取り組むことができました。

 由利本荘市に住んで、良いなって思ったことは海が近いことでした。内陸の山育ちの 私にとってすぐ海を見に行けることは感激でした。でも風が強く、冬は寒すぎて横から降る雪に泣きました(笑)。

出羽鳥海2day-walkでボランティアとして運営に参加する下総さん(左)

 4年間住んできて、本当に由利本荘が大好きになりました。住みやすく、自然豊かでとても居心地が良かったです。卒業後は県外に就職しますが、秋田に帰って来たときには、第二の故郷として、由利本荘にも立ち寄りたいと思っています。

 

出羽鳥海2daywalkでボランティアとして運営に参加する下総さん(左)

 

 


建築環境システム学科 小柳誠史(福井県出身)

 

 建築分野の地球環境問題の対策の一つとして、自然エネルギーを利用し、住宅の温熱環境を形成する方法がありますが、このことを考慮して設計するためのツールの作成について学びました。

 大学に通学するときに鳥海山が雲一つもない天気の良い日にくっきり見えると、すがすがしい気持ちになれます。このような日には、元気を出し一日さまざまなことを頑張ることができました。伝統工芸「組子細工」を体験する小柳さん

 大学では、潮風祭やイベントなどを通じて、地域の方々と学生が交流できる場を多く設けています。今後もさらに地域との交流が盛んになってほしいと思います。

 4年間という短い間でしたが、お世話になった由利本荘市の方々には、心から感謝いたします。ここで過ごした4年間は私にとって、一生の思い出となります。この街で培った経験を活かして、今後は社会に貢献していきたいと思います。

 

伝統工芸「組子細工」を体験する小柳さん

(由利本荘市の小高建具製作所にて)

 


経営システム工学科 渡辺悠樹(山梨県出身)

 

 大学では技術経営(MOT)を学び、卒業研究で地域の経済特性について研究しました。研究を通じて由利本荘市という都市圏の経済特性が意外に個性的だったことがわかったのもいい思い出です。

 大学祭実行委員として活動したほか、まちづくり推進協議会にも委員として参加しました。地域の方々と対話する機会が多く、貴重な経験ができました。潮風祭実行委員会の学生メンバー

 開学十周年を迎える県立大学が地域に馴染みはじめたのも地域の皆さまの寛大な心があってこそだと考えています。その心に甘えず、学生からも何か恩返しができればと思います。四年間お世話になった由利本荘市に感謝いたします。

  

潮風祭実行委員会の学生メンバー

2008年潮風祭にて加藤夏希さんと~

(前列の1番左が渡辺さん)

 


大学院/機械知能システム学専攻 山本拓(三重県出身)

 

 材料力学、熱力学など機械の知識を6年間学び、大学院では接着剤を使用しない樹脂と金属の接合について研究しました。

 三ツ方森の山焼きや新山神社の裸まいりなど、地域の伝統行事に参加させていただいたことは貴重な体験でした。三重で育ったので秋田の寒さと雪には驚きましたが、そのおかげでスノーボードを覚えることもできました。矢島スキー場に平日も休日も通ったことが思い出です。市役所や地域のお世話になった皆さま、本当にありがとうございました。

三ツ方森の山焼きにて地元の方々と記念写真 三ツ方森の山焼きにて地元の方々と記念写真

三ツ方森の山焼きにて地元の方々と記念写真

(昨年4月、山本さんら学生9人が参加)


電子情報システム学科 曽雌泰央(栃木県出身)

 

 電気・電子・情報・システムなどの知識を学び、卒業研究ではそれらを医療分野に応用している研究ができました。

 春は桜、夏は海、秋は紅葉、冬は雪。めぐる季節を感じながらの生活は趣がありました。アパートでも隣に住んでいる大家さんに大変お世話になり、充実した独り暮らしを送ることができました。

 アルバイトが終わってから食事に行くと、隣の席のお客さんから声をかけていただいたり、ビールをごちそうになったりしました。そんな由利本荘市の方々が私は大好きです。

大学前の飛鳥大通り公園で行われたミニかまくらづくりにて

 

 

 

 

大学前の飛鳥大通り公園で行われた

ミニかまくらづくりにて

(右から2番目が曽雌さん)

 

 

 

 


建築環境システム学科 高橋ちえみ(秋田県大仙市出身)

 

 建築のデザインから構造・材料・環境までも学び、卒業研究では「災害時の時空間地理情報システム」について由利本荘市役所と連携した研究を行いました。建築環境システム学科の同期と大学内で記念撮影

 本荘由利地域は自然がいっぱいで、星がとてもきれいだった夜に何時間も友だちと河原で話したり、海で花火やバーベキューをしたりしたことは忘れないと思います。また、心温かい人が多いところでもあります。三年半お世話になったアルバイト先の皆さまには本当に良くしていただきました。

 県立大学も由利本荘市も良いところはいっぱいあります。その良さを地域の外に伝えきれていないのはもったいないですので、ぜひ協力して盛り上げてほしいと思います。

 

建築環境システム学科の同期と大学内で記念撮影