本学大学院生が笹川科学研究助成財団の助成対象に選ばれました

 このたび、公益財団法人 日本科学協会 笹川科学研究助成事業に、システム科学技術研究科経営システム工学専攻の須藤百香さん(大学院2年)の研究が採択されました。35歳以下の若手研究者や博士課程、修士課程を対象とした助成金で、採択状況は、323件/1101件であり、採択率29.3%でした(複合系部門では44件/169件で、そのうち修士課程は14人でした)。本助成事業は、次世代を担う若手が行う、新規性、独創性または萌芽性をもち、発想や着想に意外性のある研究を掘り起し、科学・技術研究の振興を図ることを目的としています。

【採択テーマ】
「LC/IRMSにおける日本酒中の個別成分の炭素安定同位体比分析法の開発と異同識別」

【須藤百香さんのコメント】
 今回採択された研究テーマは、日本酒中の有機酸やアミノ酸等の炭素安定同位体比の高精度分析法を開発し、日本酒の新たな偽和判定や原産地識別法の開発を目的とするものです。この方法により、日本酒だけでなく、ワインやウイスキーなど食品偽装が横行している様々な飲料にも適用できる画期的な技術になると考えています。
 笹川財団助成は、研究室として、菊池奈美さん(2011年度)、須藤菜那さん(2015年度)に続き、3回目の採択になります。大学院生として助成金を頂けるのは非常に貴重な機会であるため、日々研究に邁進し、しっかりと成果を残したいと思います。
 


須藤百香さん