教員が令和2年度秋田わか杉科学技術奨励賞を受賞しました

 このたび令和2年度秋田わか杉科学技術奨励賞の受賞者が決定され、本学からシステム科学技術学部知能メカトロニクス学科の伊東良太助教が受賞しました。

 本賞は、秋田県の若手研究者の研究開発意欲を高め、優れた研究者が持続的に輩出される環境を整備し、新産業・新技術の創出につなげることを目的に、平成19年度に秋田県によって創設されたものです。

研究テーマ:「水素結合性液晶を用いたCW-THz位相計測システムの開発」
研究概要:
 本研究では、液晶デバイスを活用したテラヘルツ波の位相計測技術を開発しました。テラヘルツ波は電波と光の中間に位置する電磁波であり、紙やプラスチックなど様々な物質を透過する性質から非破壊検査での利用が期待されています。開発した手法では、出力の高い連続発振のテラヘルツ波を用いるため、工業製品の非破壊検査に有効であり、炭素系素材の非破壊検査など航空機・自動車産業における独自技術への進展も期待されます。
 


受賞した伊東助教


 本件は11月17日付の秋田魁新聞にも掲載されました。
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