ジョブシャドウイング実施報告(横手建設株式会社)
ジョブシャドウイングレポート ( 横手建設株式会社 )
平成30年9月10日(月)、横手建設株式会社(横手市前郷二番町7番13号)において、ジョブシャドウイングを実施しました。同社は昨年創業100周年を迎えており、県南を基盤に国・地方公共団体発注工事のほか、商業施設から一般住宅まで手がけています。
参加した学生は、建築環境システム学科1年生3名 でした。
【概要】
日程説明等の後、増田中学校長寿命化改修工事の現場に移動しました。現場事務所で工事概要や1日の仕事サイクル、安全管理等の説明を受けた後、建物に入って工事の状況を見学しました。
現場見学後、武茂社長、山下常務、本学OBの高橋さんとのランチミーティングに移り、社長からは、御自身の就業体験も踏まえながら、都会での就職と地元就職の違い等のお話があり、学生の質問にも答えて頂きました。
午後の経営者講話では、社長がパソコンを駆使しながら、会社の沿革や仕事のIT化、執務環境、資格取得の重要性やチームワークの大切さなど、幅広くお話し下さいました。
事業所内の観察では、OBの高橋さんから、実際に行った仕事の図面や写真を見ながら、実務の進め方について説明を受けました。また、学生時代に木匠塾の1期生としてモノづくりの楽しさを知り、施工管理に興味を持ったことなどのエピソードも伺いました。
最後の意見交換では、学生から今日一日の感想が述べられた後、建物をよく観察して疑問を持ち興味を持つこと、ミスマッチがないよう会社をよく見て就職すること、目標・ゴールをきちんと定めて、社会人になったら一層勉強すること等のアドバイスがありました。
【学生の声】
○ジョブシャドウイングの感想は?
・横手建設株式会社を見学して、まず現場での危険予知活動に驚いた。今回は増田中学校での工事だったが、その日の天候や気温、作業内容を元にどのような危険が考えられるか、及びその対策について書かれており、一人一人が把握することで事故を防げることが分かった。また、ドローンと機械の連携、自社ソフトなどを用いたペーパーレス化、施工中の写真を撮影し、確認用に保存していることなど多くのことを知り、新しい技術を上手く取り入れながら、安全第一で作業しているという姿勢が感じられた。
・本当に参加してよかったと思います。私は目標があって大学に進学したつもりでしたが、目標はぼやけていて、目標を決めるための情報量が少な過ぎたと気づかされました。今回参加したおかげで、自分に足りない事、それを補うために必要なやらなければならない事が見えてきました。今後の学生生活に大きな影響を与える体験になりました。建築に関する詳細な説明の他にも色々な事を吸収できたと感じています。
○職業選びや自分が働くことに向けて、感じたことは?
・話の中にも何度もでてきましたが、目標があるという事がとても大事だとわかりました。自分の今ある目標の漠然さに気づき、焦りを感じさせてくれる良い機会になりました。今までは自分がやりたい職業に就ければ良い、という程度な就職希望でしたが、働く環境もしっかり見極めてから企業を選びたいと思うようになりました。また、就職のその先も見越して一生懸命働きたいと思える企業を選びたいです。
・今日の講話を聞き、職業選びをする際に自分のしっかりとした目標を立て、人生設計を考えるということが重要なのだと改めて実感した。これから大学での学びも含め、色々なものを見聞きし、体験して、自分の目標をしっかりと定められるようにしていきたい。また、他の企業を見学できる機会があれば、積極的に参加していきたいと思う。
○これからの学習や生活で身につけたいこと、活かしたいことは?
・まず、自分が将来建築のどの分野に進むのかをはっきりさせるため、大学の講義はもちろん、学生自主研究や木匠塾などのサークル活動にも更に力を入れていきたい。また、働きながらの資格取得は大変と聞き、二級土木施工管理技士の学科やカラーコーディネーターなどに大学在学中から取り組みたい。CADに関しては、高校でJW-CADに触れていたが、ベクターにも慣れて、どちらも使えるようにしていきたい。
・今まで設計しか目がいってなかったので、まず建築の中でどのような仕事があるのか調べて、視野を広く持つようにしたいです。そして、在学中に取得できる資格を取りたいと思いました。話にもあったように、日常生活の建築物に興味を持ち、疑問を持ちながら日々の生活を送っていきたいです。今回の訪問のおかげで、これからの学習や生活へのやる気を得れた事が大きな成果だと思います。
【日程説明】
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【建設現場1】
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【建設現場2】
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【建設現場3】
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【建設現場4】
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【ランチミーティング】
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【経営者講話】
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【事業所内の観察】
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