本学大学院生が第106回日本繁殖生物学会大会で優秀発表賞を受賞!!

本学大学院生物資源科学研究科大学院生が

106回日本繁殖生物学会大会で「優秀発表賞」を受賞!!

 

 

 平成25年9月12,13,14日に東京農工大学(東京都)で開催された第106回日本繁殖生物学会大会において,本学大学院生物資源科学研究科修士課程1年の佐藤由貴さん(動物分子工学研究室所属)が「優秀発表賞」を受賞しました。
 日本繁殖生物学会では,おもに哺乳動物の生殖生理や遺伝子導入動物・クローン動物,ES細胞やiPS細胞の作出について,世界をリードする最先端の研究成果が報告されています。本賞は,学生・社会人の区別無く,大学・国・県に所属する32歳以下の若手研究者が対象となり,研究の質・研究成果の重要性・発表内容のわかりやすさ・研究内容の理解度・質疑応答の的確性について審査が行われます。動物分子工学研究室からは二人目の受賞者となります。

 

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 【ポスター発表中の佐藤さん


 受賞発表タイトルは,「Endo-Porterを用いたマウス初期胚へのモルフォリノオリゴ導入条件の検討(佐藤由貴,菅原彩子,佐藤梓織,春日 和,小嶋郁夫,小林正之)」です。

“初期胚”とは,精子と卵が受精してから子宮に着床するまでの発生段階を示します。この間,受精卵から何種類かの細胞ができてきます。モルフォリノオリゴという化学物質を初期胚内部に導入できると,発生の進行過程で重要な遺伝子を特定することが達成されます。今回の発表では世界中で誰も試みていない,斬新かつ汎用性が高い方法論とその実証例を報告しました。学会に参加した研究者たちの大きな関心を呼び,得られた研究成果は非常に高く評価されました。
 現在,動物分子工学研究室では佐藤さんの研究成果を発展させ,動物の妊娠率を高める研究にも着手するなど,医学領域や畜産領域への応用を見据えた研究を進めています。


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 【研究室のメンバー(大学院生3名,

学部生4名)と,研究室に来室した

森祐貴さん(H25922日来室,

H253月修士課程修了,最後列)

 【受賞の夜(H25913日),現役大学院生

3と首都圏在住OBOGとの交流ミーティング

@新宿行いました