全国高校生建築提案コンテスト2021審査結果発表
秋田県立大学 全国高校生建築提案コンテスト2021
どうぞの建築 審査結果発表
どうぞの建築 審査結果発表
講評
高校生の皆さんが自由な発想で描く“未来の建築像”について提案を募ってきた全国高校生建築提案コンテストも今回で第15回目を迎える運びとなりました。本年度は「どうぞの建築」というテーマのもと、全国27都道府県56校より268点の応募があり、過去最大の応募数でした。初応募の23校のうち3校が上位入賞するという結果になりました。建築は、長い時間をかけて様々な人のために共有する場を提供します。そこには、空間はもちろんのこと時間も介して人々が共有する「何か」が存在します。今回のコンテストでは、そうした互いをおもう言葉「どうぞ」に着目し、地域と共有する場がある住まい、まちのなかで共有される空間、何かを与えたくなるような仕組みがあるまちづくりや地域のあり方の提案など、「どうぞ」をキーワードにしました。今回の審査では、提案した建築は誰かに使ってもらうという単純な「どうぞ」を重視するだけではなく、提案した建築が時間をかけて地域や身の回りの人々にどのような波及効果をもたらすかも審査のポイントとしました。
今回の応募では、建築設計・論文としての枠組みにとらわれず、自分の提案を大胆且つ自由に表現する作品が多数見られました。例えば、皆さんの身近な経験を踏まえて、空き家の発生や商店街の衰退、地域のセキュリティ問題に注目した「地域再生」に関する提案がありました。また、地域の歴史や文化を再認識した上で構築した「文化を共有する」提案もありました。さらに興味深いのは、コロナ禍を始めとする現代社会が直面している課題に向き合っている「人」自身を重視し、人と人の関係、人と動物の関係、人と植物の関係、人と歴史の関係を様々な観点から「共有する」提案も見られました。特に、課題への深い洞察を経て、重層的に織り上げた作品が審査員の目を引きました。
最後に、今回ご応募いただいた高校生の皆さん、ご指導やご協力をいただいた先生方に心から感謝を申し上げます。これを契機に今後皆さんの豊かな発想力や若いパワーが、魅力的な建築空間を創出し地域を活性化する活動に向けられてゆくことを期待します。
秋田県立大学 高校生建築提案コンテスト選考委員会
システム科学技術学部建築環境システム学科 学科長 長谷川兼一
「買い物だけじゃない⁉スーパー」
「街明かり~まちを活性化する川路地リビング~」
「オトナリノスズラン」
「自由で、閉じない。」
作品イメージはこちら(PDF・約1.5MB)からご覧いただけます。
「公園に舞台をつくる」
「新型コロナウイルスに立ち向かう「助け合い」の建築」
「学校開放考案ー私たちから始まるー」
「一致団結!おむすびたちの組体操」
「秋田県の未来に灯を」
「Make a connection space」
「互恵の商店街」
「みんなで協える」
「どうぞお越しください『駐在所』へ」
「ふれあい食堂」
「まんず、け。」
「最古の道を 最新の道へ」
なお、奨励賞については副賞、記念品はなく、賞状のみの授与となりますのでご了承ください。
■応募高校数:56校(27都道府県)
●建築環境システム学科経営ページ
※ご質問、ご不明な点がございましたら、下記連絡先までご連絡をお願いします。
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秋田県立大学本荘キャンパス 建築提案コンテスト係
(本荘キャンパス事務局 総務・企画チーム)
TEL 0184-27-2021
E-mail office_honjo@akita-pu.ac.jp
システム科学技術学部建築環境システム学科 学科長 長谷川兼一
【審査会の様子】
審査結果
※各同賞内は、作品受付順です。
最優秀賞(1点)
「魅力練り上がるまち」
神田 遼平、橋本 紗也花、牧野 楓、栗本 紗弥、伊藤 滉太、榊原 崇介、髙林 優太、高村 達矢 、谷口 健心、山田 嵩大
(静岡県立浜松工業高等学校3年)
(静岡県立浜松工業高等学校3年)
優秀賞(2点)
「お遍路さんいらっしゃい ~お接待=どうぞ~」都留 真尋、白石 水槻(愛媛県立松山工業高等学校3年)
「『どうぞ』でみちがえる道」
川見 亜弥、赤坂 未彩、小畑 琉偉、佐原 佳依 、中山 小春、引地 愛斗、村上 愛美
(福島県立福島工業高等学校3年)
(福島県立福島工業高等学校3年)
佳作(5点)
「くろーすビレッジ」中浜 瑛理香(日本女子大学附属高等学校1年)
「買い物だけじゃない⁉スーパー」
吉田 歌多、小川 さくら(静岡県立科学技術高等学校2年)
「街明かり~まちを活性化する川路地リビング~」
玉江 禅(埼玉県立熊谷工業高等学校3年)
「オトナリノスズラン」
平栗 日菜乃、小松 かりん(福島県立郡山北工業高等学校3年)
「自由で、閉じない。」
戸津川 由羽(広島県立広島工業高等学校3年)
作品イメージはこちら(PDF・約1.5MB)からご覧いただけます。
奨励賞(13点)
「『どうぞ!』は人と未来の希望の建築」沖原 瑠衣(東京農業大学第一高等学校2年)
「公園に舞台をつくる」
月見 真子(東京農業大学第一高等学校2年)
「新型コロナウイルスに立ち向かう「助け合い」の建築」
今井 和子(東京農業大学第一高等学校2年)
「学校開放考案ー私たちから始まるー」
兼山 瑛匡、浅野 寛太、大塚 詩子、岡本 奏、辻奈 那美、早川 純平、森 良菜
(国立岐阜工業高等専門学校3年)
(国立岐阜工業高等専門学校3年)
「一致団結!おむすびたちの組体操」
川口 泰知、齊藤 花奈、澤田 桃花、三浦 愛菜、湯瀬 美咲
(秋田県立秋田工業高等学校3年)
(秋田県立秋田工業高等学校3年)
「秋田県の未来に灯を」
杉山 緑和、杉山 由依、山下 温葉(静岡県立科学技術高等学校2年)
「Make a connection space」
吉田 ひかり、市川 心晶(静岡県立科学技術高等学校3年)
「互恵の商店街」
サバレタ サイタロ、大波 晴、川村 航大、佐藤 優多、藤原 僚太郎、杉山 健悟、立石 拓翔
(静岡県立浜松工業高等学校2年)
(静岡県立浜松工業高等学校2年)
「みんなで協える」
小澤 航輝(米子工業高等専門学校2年)
「どうぞお越しください『駐在所』へ」
井出 昌輝(長野県長野工業高等学校3年)
「ふれあい食堂」
清水 月乃、坂本 涼風(東京工業大学附属科学技術高等学校2年)
「まんず、け。」
舟山 愛華(仙台市立仙台工業高等学校3年)
「最古の道を 最新の道へ」
佐々木 優真(仙台市立仙台工業高等学校3年)
作品イメージ(PDF・約11MB)はこちらからご覧いただけます。なお、奨励賞については副賞、記念品はなく、賞状のみの授与となりますのでご了承ください。
応募状況
■応募総数:268点(うち県内応募作品2点)■応募高校数:56校(27都道府県)
賞状・記念品等の送付について
入賞された方への賞状と副賞、応募された方全員への記念品と作品評は、12月中旬~12月下旬に発送する予定です。(天気の都合等により遅れる場合もございますので、予めご了承ください。)参考サイト
●コンテスト募集要項および関連資料●建築環境システム学科経営ページ
※ご質問、ご不明な点がございましたら、下記連絡先までご連絡をお願いします。
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秋田県立大学本荘キャンパス 建築提案コンテスト係
(本荘キャンパス事務局 総務・企画チーム)
TEL 0184-27-2021
E-mail office_honjo@akita-pu.ac.jp