本学学生が「模擬授業フェスティバル」で最優秀賞を受賞しました

  この度、秋田大学教育文化学部附属教職高度化センターが主催する「第9回模擬授業フェスティバル」が開催され、生物資源科学部アグリビジネス学科4年の大坂あゆみさんが、最優秀賞を受賞しました。

 本イベントは、将来、教員を志望する秋田県内大学生の授業実践力を高めることを目的に、模擬授業として発表するイベントで2015年から開催されています。他大学の学生や他教科の授業を見ることで、授業の技術的・手法的側面だけではなく、授業に臨む姿勢や生徒に向き合う態度など、様々な学びや新たな発見に繋がることが期待されます。

 大坂さんは、本学総合科学教育研究センターの西 聡 特任教授のアドバイスのもと、授業を実施する上での自分なりの課題を解決するため練習を日々重ね、フェスティバル当日は、効果的に授業を実施するための自らのアイデアを、見事、具体化しました。

大坂あゆみさんのコメント

 模擬授業フェスティバルでは、互いに違う学校種や学部の模擬授業を見せていただけたことで新たに得た学びも多く、更に良い授業づくりに繋げて行きたいと思うことが出来ました。また、授業にかける準備時間の多さに気づき、これまで先生方がどんな気持ちで授業を準備していたのか考える機会となりました。これまで関わってきた先生方が、生徒達の顔を思い浮かべながら準備をしていたと思うと、真面目に授業を受けなかった苦い思い出が蘇ってきて、思わず申し訳ない気持ちにもなりました。今後はさらに授業の力を磨いて、将来、生徒に寄り添い信頼される教師になれるよう精進していきます。
 

西 聡 特任教授のコメント

 大坂さんは作物の生育を支える土について、土づくりの重要性を二つの団粒を例に解説しました。団粒構造と単粒構造からなる小さな鉢を二つ用意し、実際に水を流すことで、水切れや土の湿り具合を観察させ、栽培に適した土の構造に気付かせていました。動画ではなく、実物を用意し目の前で演じることにより直接五感に訴える見事な授業でした。今後も教材に工夫を凝らし「分かる授業」を展開してくれることを期待しています。
 

大坂さんの模擬授業『農業と環境』の様子

(写真提供)秋田大学教育文化学部附属教職高度化センター

最優秀賞を獲得!!

(写真提供)秋田大学教育文化学部附属教職高度化センター