MOTフォーラムを開催しました

MOTフォーラムを開催しました

 

経営システム工学科は、10月23日(土)に秋田市にある秋田カレッジプラザにてMOTフォーラムを開催しました。

経営システム工学科は1999年の創設以来、一貫して地域経済支援に尽力して参りました。pic1.jpg2007年に地域支援体制強化を目指してMOTイノベーション創造体制(MOT:Management of Technology、技術経営)に学科組織を再編成致しました。今回改めてその概要を説明し、各界識者に来て頂き、今後さらに推進するための産学官のあ り方について議論しました。まずフォーラムでは、経営システム工学科に所属するすべての教員の研究をグループの代表である相馬隆雄(経営情報グループ)、谷内宏行(経営企画グループ)、郭偉宏(プロセス管理グループ)が紹介しました。

さらにMOT協議会会長である山口大学大学院技術経営研究科長・上西研先生に、MOTの現状や、その役割や貢献・実績等について、全体的な説明をして頂きました。MOT教育がうまくいく場合について、個々の学生なり受講生および教員自身が具体的な問題意識を持っていることが必要であるというお話ははっとさせられました。また上西先生からは、本学科が多岐に渡る具体的な問題に関して取り組んでおり、驚いたとのコメントを頂きました。

パネル・ディスカッションでは、はじめに秋田県産業技術総合研究センター工業技術センター所長の鎌田悟様から秋田県産業技術総合研究センターが行っている秋田県内における取り組み事例を紹介して頂きました。また三栄機械代表取締役社長の斉藤民一様からは、三栄機械の取り組んでいる航空事業等を紹介して頂きました。航空機事業は多岐に渡る産業の集積であり、三栄機械だけではなく、秋田県内における基幹産業にすべきであるとの話が両者から聞けました。またその後のパネル・ディスカッションでは、上西先生や本学教員(相馬、谷内、郭)も参加し会場から出た質問に回答しました。

最後に本学副理事長である柚原義久からは、経営システム工学科の再編の経緯やMOTを中心とした学科の今後の話がありました。

今回のフォーラムが、一般市民の方々にMOTというものを広く知ってもらうとともに、産学官や一般市民の方々の出会いの場となることが出来たとしたら非常にうれしく思います。最後になりましたが、MOTフォーラムにご協力いただいた上西様、鎌田様、斎藤様、参加して頂いた皆様、大変お世話になりました。

(経営システム工学科 助教 川島洋人)

 

 上西先生の基調講演の様子 パネル・ディスカッション
 上西先生の基調講演の様子 パネル・ディスカッション