第6回先端材料加工国際会議で優秀賞を受賞!

第6回先端材料加工国際会議で優秀賞(ポスター発表)を受賞!


システム科学技術学部 機械知能システム学科
4年 佐藤優輝



 賞状を手にする筆者(会場にて)
 賞状を手にする筆者(会場にて)
平成21年7月20~22日に中国、麗江市にて開催された、第6回先端材料加工国際会議(6th International Conference on Advanced Materials Processing)のポスター発表において、優れた研究(Outstanding Achievement)に贈られる優秀賞をいただきました。本賞は、学生、社会人を問わず優れた研究発表を行った者に贈られるものです。

今回は「超音波センサー用チタン酸ジルコン酸鉛圧電セラミックの材料特性に関する研究:Materials Properties of Lead Zirconate Titanate Piezoelectric Ceramics for Ultrasonic Sensor」について発表しました。PZT圧電セラミックスは機械的エネルギーと電気的エネルギーを相互に変換できる材料で、センサーやブザーに広く用いられています。更に今後は環境材料として期待されています。しかし、これら圧電材料の破壊、損傷メカニズムについては具体的に明らかにされていません。そこで本研究では、センサー用圧電セラミックスの破壊・損傷とそれに関わるメカニズムについて調査しました。この研究について、国立シンガポール大学Lu Li教授に高く評価していただきました。また、Hong Kong Beptist大学Zhu教授からは、この研究は今後PZTセラミックスの実用化に活かされるとコメントをいただきました。今後もこの研究を県内の企業と共同研究し、さらに進めていく予定です。

国内外を通して初めての発表でしたが、学会の中で海外の学生との交流や異国の文化に触れるなど、大変貴重な経験することができました。この受賞を励みに、これからも精進していきたいと思います。最後になりましたが研究を進める中でご助力していただいた岡安先生、研究室の先輩方、秋田精工(株)、材料科学技術振興財団、(株)ケーエンジニアリングに深く感謝いたします。

 授賞式の様子 研究内容を説明する筆者
 授賞式の様子 研究内容を説明する筆者