本学教員が日本作物学会で論文賞受賞!

第5回日本作物学会で論文賞を受賞


生物資源科学部生物生産科学科小川敦史助教が第5回日本作物学会で論文賞を受賞しました。


<論文タイトル>

塩ストレス条件下でのライムギ種子根における細胞分裂および細胞死の定量的評価


<著者名>

小川敦史、北道欣士、豊福恭子、川島長治


<論文について>

この研究は、塩分によりストレスがかかる条件の土壌における根の生長について、細胞分裂と細胞死という観点から評価したものです。細胞が生まれる「細胞分裂」と、細胞が死んでいく「細胞死」は、ストレスによって影響を受け、根の生長に影響を与えていると考えられます。


研究ではこのストレス下での細胞分裂と細胞死について視覚的かつ定量的評価を行い、細胞分裂や細胞死が根の生長にどのような影響を与えているかについて、分かりやすくしました。ストレスのない条件と比較して、ある程度の強さのストレス条件までは細胞死は起こっておらず、細胞分裂が活発になり根の生長を維持しようとする働きが起こっていることが明らかになりました。


人間と一緒でちょっとストレスがあった方が頑張って生長しようとするのかもしれませんね。