秋田県立大学 全国高校生建築提案コンテスト2015審査結果発表

秋田県立大学 全国高校生建築提案コンテスト2015
「再利用が創る都市・建築の未来」審査結果発表

 

【寸評】
 今年で全国高校生建築提案コンテストは9回目となりましたが、第1回のテーマは“建築が変えていく未来の生活”でした。今年度はその原点を振り返りつつ、今日的な課題である“資源・環境問題”、“循環型社会の実現”を意識して、「再利用が創る都市・建築の未来」をテーマとしました。やや難しいテーマだったとも言え、応募作品は42点とやや少なかったものの、応募頂いた作品は力作揃いであり、作品を提案してくれた高校生諸君、指導下さった先生方に、深く感謝致します。
 我々が住む地球は、限られた資源を積んだ“宇宙船地球号”であり、永遠の航海を続けるためには資源を繰り返し利用していくことが必須です。しかし資源問題や地球環境問題はグローバルな問題であるが故なかなか意識され難く、また個人の力ではどうにもしがたいと悲観的に捉えられがちです。しかし、“Think Globally.Act Locally.”のスローガンのごとく、身近なことからそれを実現していくことが重要です。応募してくれた高校生の皆さんからは、身近な問題の、割り箸から空き家、さらには雨水、エネルギーなど、様々な再利用の可能性を提案頂きました。
 一方、環境問題の解決のみならず、再利用による地域の再生・活性化を目指した提案も非常に多く、若い高校生諸君によるこれらのアイデアと力が、地域の復興、そして持続的な循環型社会の実現につながっていくことを期待しております。

審査委員長 建築環境システム学科 教授 板垣 直行

 

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【審査会の様子】

 

 

【審査結果】
※各同賞内は、代表者氏名の五十音順です。
 入賞作品のデータは本学・建築環境システム学科運営ページでご覧になることができます。

 (現在工事中。近日中に公開予定)

 

■最優秀賞(1点)
「再利用が生み出すみんなの庭」

佐野 真子、飯澤 舞、数山 杏奈、高桑 江里、宮嶋 里紗(静岡県立科学技術高等学校2年) 

 

■優秀賞(2点)
・「空き家と本の再利用がつなぐ地域の図書館」

遠藤 豪人、横井 公亮(静岡県立科学技術高等学校2年)

 

・「『永久のリサイクル』の実現に向けて」

 

髙安 あずな、小原 瑞季(秋田県立横手清陵学院高等学校3年)

■佳作(6点)
・「みんなを繋ぐ、憩いのバス」

 

飯塚 茜、藤原 海希(秋田県立横手清陵学院高等学校2年)

 

・「積み木ハウス」          

 

大竹 花奈、石川 裕真、杉山 華楽(静岡県立富岳館高等学校2年)

 

・「Palletized Shelter」                

 

木原 葉子(東京工業大学附属科学技術高等学校3年)

 

・「雨を楽しむ家」                           

 

窪田 京佑(東京都立蔵前工業高等学校3年)

 

・「繋がれない家」

 

鈴木 悠弥(栃木県立真岡工業高等学校2年)

 

・「わが街探検隊から大湊の再生を考える」      

松山 叶伊、斎藤 真美、遠藤 八千矛、石田 瑞姫、滝口 美香(青森県立むつ工業高等学校3年)
 

【応募状況】
■応募総数:42点(うち県内応募作品14点)
■応募高校数:21校(13都県)

 

【賞状・記念品等の送付について】
入賞された方への賞状と副賞、応募された方全員への記念品と作品評は、12月下旬~1月上旬に発送する予定です。最優秀賞および優秀賞を受賞した皆様には、副賞の希望確認のためご連絡いたします。

 

【参考サイト】
 ●コンテスト募集要項および関連資料
 ●建築環境システム学科運営ページ

 

※ご質問、ご不明な点がございましたら、下記連絡先までご連絡をお願いします。

 


秋田県立大学本荘キャンパス 建築提案コンテスト係
(本荘キャンパス事務局 総務・企画チーム)
TEL 0184-27-2000
E-mail koho_akita@akita-pu.ac.jp